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カテゴリ:憲法に守られた平和
今日の東京新聞の一面、小学館の学習漫画「少年少女日本の歴史」の第20巻、戦争放棄を盛り込んだ憲法九条を提案したのは、最初は幣原喜重郎だったのが94年2月発行の第35刷はマッカーサーの提案となっていたそうです。
「少年少女日本の歴史」は、1981年に第1巻が刊行。 この場面は第20巻「新しい日本」の中で、46年1月24日の幣原・マッカーサー会談の1コマで、絵柄は同じで発言内容が変わっていたそうです。 93年3月発行の第33刷は、戦争放棄を憲法に入れるように提案したのは幣原喜重郎になっていたが(第34刷は見つからず)94年2月発行の第35刷はマッカーサーの提案となっていた。 現在発行されている改訂版は現憲法制定に触れているが、この場面は描かれていないそうです。 これに気づいたのは、埼玉県に住むドイツ人の平和歴史学者、クラウス・シルヒトマン氏で、新旧の描写を著書にも載せているそうです。 漫画の表現変更の理由は分からないそうです。 ちなみに、漫画のせりふをご紹介しておきます。 上の方は、 幣原・病中いろいろ考えたのですが、新しい憲法には、戦争放棄ということをもりこみたいと思います。 マッカーサー・大賛成です。 下の方は マッカーサー・いろいろ考えたのだが、新しい憲法には、戦争放棄ということを盛りこもうと思う。 ちなみに、クラウス・シルヒトマン氏は、憲法は米国から押し付けられたのではなく、日本側が戦争放棄を提案した、という考えの方だそうです。 長年の研究の結果、その結論に至ったのですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.11.06 20:17:45
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