秩父夜祭 お宿
12月14日(木)今朝も冷え込んでいますね。 しばらくは、真冬並みの寒さのようです。しかし、空気が乾燥しているので車のボディは凍りついていませんでした。このような日は、いつも以上に「火の用心」です。今回の秩父夜祭旅行は、一泊二日。お宿は、「山あいの宿 やしき」さんです。明治中期に建てられた、古民家を2009年にリノベーションされたそうです。お宿の宣伝書きには、こうありました。「築100年を越える古民家風の建物♪ 外のお庭は緑に囲まれた日本庭園♪ 誰もが心の奥底にある田舎の面影」こういうお宿、親爺は弱いんですよね。近代的ホテルの快適性も良しですが、どちらかといいますとこちらの方に引き付けられます。玄関を入って正面のこのロビー。良い感じでしょ。 このような居間が自宅に欲しくなります。 無理ですけどね。出迎えていただきました女将さんは、小柄ですがとても親しみが持てる方です。到着時間が午後9時頃と遅かったこともあり、早々にお部屋に案内されます。翌朝撮った廊下の写真。 この廊下を通って階段へ。階段の吹き抜け部分も趣があります。とても広い空間ですが、きれいに掃除されています。どこもピカピカですね。 清潔感が溢れています。もちろんお部屋もきれい。立派な書院が設えてありました。 「いいね」を10回ぐらいあげちゃいましょう。事前にお部屋を暖めておいてくれました。 炬燵もあります。ここでゆっくりと晩御飯をいただきました。この日のお客さんは子連れ無し。静かで、快適なお部屋。 ぐっすりと眠ることができ、快調な朝を迎えることができましたよ。奥様は昨晩お風呂に行きましたが、親爺は朝風呂にいたしました。朝6時半から入ることができます。 先着順ですが、貸切状態で寛げます。そして、お風呂は離れにあるのです。 この趣向も良いですね。行き帰りはちと寒いですが。湯殿は少し草臥れていますが、とても清潔な感じです。下の写真は玄関先。「田舎に泊まりに来ませんか!」と、お宿の謳い文句のお誘いを受けましたが本当に田舎です。 だから良いのです。素泊まりプランを利用しましたが、浴衣・バスタオル・タオル・歯ブラシは用意されています。お庭に出て少し写真を撮りました。なんと、向かいの山から雄鹿の鳴く声が木魂してきました。女将さんのお話では、お猿の数より鹿の数の方が多いのだそうです。さすが小鹿野の郷です。ヒマラヤユキノシタ(オオイワウチワ)のお花がきれいに咲いていました。名前の通り日本原産ではないのですが、寒さに強く早春に咲く貴重なお花です。季節外れの晩秋なのに満開でした。ここ小鹿野町には、日本百選が5つもあるのですよ。まずは「両神山」。 「日本の山百選」に選ばれています。標高1,723m。 秩父山地の北端に位置しています。「イザナギ、イザナミの二神を祀った山」、「竜神を祀る山」など、山名の由来には諸説があるようです。春にはアカヤシオツツジやニリンソウのお花がとてもきれいだそうです。続いて「丸神の滝」。 「日本の滝百選」に入っています。埼玉県の滝の中では、唯一選出されています。両神山が水源となる小森川支流にある、落差約76mの三段の滝です。次は「毘沙門水」。 日本の名水百選第二段、「平成の名水百選」の一つです。白石山(別名・毘沙門山)の麓から湧き出る「毘沙門水」は、カルシウム等のミネラル分が豊富な自然水です。1日の湧出量は、何と約1,000トンにも及ぶそうです。更に「両神国民休養地」。 「森林浴の森百選」に登場します。小鹿野町には、豊かな自然が残されています。森林浴などの散策が楽しめる身近な森です。「四阿屋山(あずまやさん)」は花の山として人気があります。最後は「ようばけ」。 「日本の地質百選」です。国指定の天然記念物にもなっっています。奈倉地内を流れる赤平川の右岸に、白い岩肌を見せる「がけ」のことです。高さ100m、幅400mにわたる地層の露頭ですよ。第三紀層の地層といわれていますが、その時代、海に生息していたクジラやサメ、カニ、貝類など、多くの貴重な化石が発見されています。同じ地層が分布する般若地内からは、昭和56年に「パレオパラドキシア」の化石が発見されています。秩父鉄道のSL、パレオエクスプレスはこの化石から名付けられています。「おがの化石館」という博物館もあります。秩父地方は総じてお祭り好き。 小鹿野町もご多分に洩れません。この他、尾の内渓谷の氷柱や、ロウバイ、フクジュソウ、セツブンソウのお花など、見所満載です。また訪れてみたい、「山あいの宿 やしき」さんでした。にほんブログ村アウトドアなんでもOKなんでもアウトドアトラックバック!アウトドア・薪ストーブ・キャンプ・釣り