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アウトドア親爺の徒然日記

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2018.03.24
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カテゴリ:季節


3月24日(土)

今日も何となくすっきりとしないお天気です。
晴れ間はのぞきますが続きません。 明日に期待しましょう。


偕楽園の続き。
陸橋を渡りきり、園内に続く坂道の途中にも、色々なお花が咲いています。
これはボケです。  平安時代に中国から来た帰化植物と云われています。

日本の野山に自生しているクサボケは、
同属の植物ですが、大きくはなりませんね。

お花は同様にきれいですよ。





実が生りまして、良い香りを放つそうですが、見たことはありません。





トサミズキのお花も満開です





偕楽園の園内に入りますと、梅のお花だらけでした。





白さが際立つ白梅。  暫く見とれていました。
白梅は、若干赤みが差しているものも多いのですが、
この樹の花弁の白さはスッキリとしていました。

伸びた枝先までびっしりとお花が咲いて、花火のようです。





芝生の広場から見た好文亭。
手入れの行き届いた植栽が見事です。

偕楽園は、常時無料解放されています。
お造りになった徳川斉昭公の考えが、今でも受け継がれているようですな。
偕と楽しむ、誰でも歓迎です。

噂に由ると、都市型公園としては、世界で二番目の規模だとか。
一番はアメリカ NY のセントラルパークだそうです。





白梅と紅梅の共演。





偕楽園で一番人気の梅のお花。
この樹の品種は、「列公梅」と名付けられています。

昔は水戸にしか無かった品種とされています。
色はほんのり赤みが差した白。 大輪の花です。
しかし、一重でとてもシンプルな形です。

また花弁が杓文字型で、花弁と花弁は重ならない、
梅としてはたいへん珍しいお花の形をしています。





烈公とは偕楽園をお造りになった、
徳川御三家 水戸藩第9代藩主徳川斉昭 の諡号 (おくりな)です。

で、この諡号とは我々平民には縁がないものなので、
説明が少々面倒くさいのですが、
要するに、貴人の生前の功績を讃え、死後に奉る名のことですね。
仏教における戒名とは異なります。

その烈公ですが、水戸ではもちろん名君として言い伝えられています。
この日記でも、昨年の秋に書かせていただきました。
先月の偕楽園訪問の記でも記しました。

一方で、たいへん骨のあるお方が故に、
尊王攘夷論を譲らず、開国派の大老井伊直弼とぶつかります。
また将軍継嗣問題でも対立し、更には朝廷の密勅という禁じ手を繰出し、
ついに安政の大獄では蟄居の身となってしまいました。

このことが桜田門外の変と繋がり、
水戸藩の分裂と人材の遺失を引き起こしていきます。

貴人故に身の処し方で、周りの多くの方に影響を与えてしまいます。
幕末の混沌とした時代とはいえ、考えさせられることが多い御仁ですな。

さて、そのことは置いておいて、
烈公梅とは、この烈公に因んで付けられた品種名です。

おしべがとても長いうえに、赤いガクが透けて見え、
シンプルですが華やかです。





柔らかなピンク色の八重咲きの梅、江南所無 (こうなんしょむ)です。
名前は読んで字の如し。 「江南には二つとない素晴らしい梅」ということでしょう。

江南とは、中国の長江の南の地方、特に下流地域を指しています。
長江は揚子江のことです。





太古の時代、文明発達が先行した黄河流域を中華と呼び、
江南は最果ての地で未開人の住む場所とされていました。

しかし、稲作を中心とする農業経済の発展により、
次第に黄河流域を凌駕していきます。

今では中国経済の中心地となっていますね。

江南所無の歴史はかなり古いようです。
漢籍のような名前から、如何にも中国から来ましたという感じです。





梅の木は、中国原産移殖説と日本古来の原産説があり、
中国原産移殖説が有力なようですがどちらが正しいのか、正確には分からないそうです。





万葉集には、既に桜の三倍近い118首が詠まれているそうです。
梅は観賞するお花の代表選手であったことが窺い知れます。





梅林の雰囲気です。
まだ枝先は咲いていない樹が多いですね。





東京は既に桜が満開になろうとしていますが、
水戸はまだまだ梅の季節でした。







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Last updated  2018.03.24 17:52:38
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