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カテゴリ:季節
3月25日(日) 今日は朝から快晴。 都心の桜が見頃とのことで、 ご近所の桜のお花の様子を見てきました。 こちらでは、まだ咲き出し。 ほとんどが膨らんだつぼみの状態でした。 ハナモモのお花が満開を迎えようとしていましたね。 今日の日記は水戸偕楽園の続き。 まだまだありますよ。 多くの方に人気がある枝垂れ系の梅。 藤牡丹枝垂です。 藤と牡丹の名を冠した、ゴージャスな枝垂梅です。 藤牡丹という品種もあるようです。 枝垂れ系の梅の樹の全容は、このような感じになります。 ヒヨさんも、梅の樹のお花の蜜を吸いに訪れています。 次々とくちばしを突っ込んでいます。 この樹は「江南所無」の樹ですかね。 梅のお花が咲く時期は早春。 まだハチなどの昆虫の活動は活発ではありません。 受粉には風や鳥たちの力を借りています。 この季節、梅に始まって、桃や桜の花が次々に咲きますね。 また、杏(あんず)、李(すもも)のお花も同時期に咲きます。 これらは全てとても近い種族で、兄弟・親戚同士なのです。 特に梅と杏は交雑しやすく、多くの梅の品種が生まれたのもそのおかげ。 我が家の庭にもある豊後梅。 これは杏との雑種性が強い系統なのだそうですよ。 花梅の樹は、その起源や幹や花の形状等によって~系~性と分類されています。 ~系は、野梅系(やばいけい)、緋梅系(ひばいけい)、豊後系(豊後系)に分けられます。 このうち、豊後系は先に書きました通り、杏との自然交雑系の品種です。 杏の形質が出ますので、葉も実も大きなものが多いようです。 お花の色はピンク色が中心。 そして、梅の形質は薄まっていますから、梅の香りは余りしません。 昨日書きました「江南所無」は、この豊後系杏性に属するようです。 下の品種は、看板通り御所紅という樹です。 御所梅は、野梅系難波性に分類されています。 看板のスモモ系との関連は不明です。 野梅系は、野生の梅から変化した原種に近い梅。 中国から渡来した梅の子孫とも云われていますよ。 枝は細く、花や葉も小ぶりですが、とてもよい香りが漂ってきます。 難波性(なにわしょう)は、やや背の低いものが多いようです。 晩咲きの品種も多いようです。やはり花の香りが良いですね。 濃淡入り混じった、きれいなピンク色のお花です。 野梅系は、難波性以外に、野梅性・紅筆性・青軸性の3性があります。 野梅性(やばいしょう)は名の通り、原種に近い梅で、枝が細くトゲ状の小枝が多ですね。 新梢は緑色ですが、日が経つにつれ赤っぽく変化してきます。 花は白または淡紅が多く、良い香りがしますよ。 紅筆性(べにふでしょう)は、蕾の先が紅く尖っているのが特徴です。 青軸性(あおじくしょう)は、 枝やガクが緑色から赤変せず、蕾も花も緑白色や青白色です。白がとても際立ちます。 明日以降の日記で、更にいろいろな品種のお花を紹介します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.03.25 18:46:51
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