|
カテゴリ:牧場
コロナ禍で中止していた草ばん馬大会も、今年は例年通りに復活。私たち夫婦も各地に出かけて観戦を楽しませてもらっています。
ばん馬で出会ってから長年仲良くさせてもらっているのが、奈井江町の川端悟さん(74)です。 川端さんの牧場には、種牡馬のアーティーハヤテがいます。 空知管内ということで繁殖牝馬も少ない中、グレイスダイマオーなどの子どもたちが頑張っています。 繁殖牝馬は2018年のヒロインズカップにも出走したファイトガール。子馬は大谷翔平選手からつけた「翔」という名前で、元気いっぱい。 アーティハヤテは元気にファイトガールに声がけ中(笑) 奈井江は稲作が中心。昔競馬場のあった岩見沢をはじめとする空知管内は、米どころとして有名です。 稲穂の中に馬がたたずむ姿が印象的でした。 草ばん馬用のポニーもいますよ。 キンセイはばん馬で活躍中です。 川端さんは農協職員だったころから馬を楽しみ、45年。 「最大で40頭は馬がいたかな」というと奥様が「えっ、そんなにいた?」 お孫さんが「ばーちゃんに内緒って言ってなかった?」「それは…」 実際はわかりませんが(笑) 30年以上前、草ばん馬にはまるきっかけとなった馬がトウシヨウフジ。 能検で合格に0.1秒差届かず(当時は頭数でしたがその間に数頭がひしめきます)、あきらめて草ばん馬に使ってからはまったそうです。 川端さんと草ばん馬に出場するアーティーハヤテ それからは、エイシンオー、スーパードラゴン、ギンガオーザン、エナジーユウシオなどが、種馬や草ばん馬用のパートナーとして過ごしてきました。 冬には近所の幼稚園や祭りで馬そり体験も。 草ばん馬に出るギンガオーザン 思い出の馬を聞くと、クインエンジュ(黒ユリ賞2着、イレネー記念3着)。その後も8歳まで息の長い活躍を続け、エナジークンシが生まれました。エナジークンシは通算成績84戦26勝と息の長い活躍。(病気で亡くなりました)が、 そして、何よりも有名になった馬ゴールデンバージです。一度は競走馬を引退しましたが、川端さんが購入し13歳で復帰。その後活躍を続け「中高年の星」として話題を集めました。2011年にばんえい最高齢となる14歳での勝利をあげ、ファンレターが相次ぎました。 隣町の砂川市にあるソメスサドルの馬具をつけて、走っていましたね。 昔は川端さんのように、種馬を持ち、草ばん馬に使う、昔ながらの「馬と過ごす生活」を続けていた人が、多かったように思います。 取材/小久保友香・小久保巌義 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年10月13日 00時02分12秒
[牧場] カテゴリの最新記事
|