|
テーマ:温泉について(1638)
カテゴリ:温泉
先日、ある会合で近くに居合わせた市役所職員のAさんから、「菊の湯(共同浴場)の体重計を寄贈してくれないか」と持ちかけられました。「共同浴場の体重計が壊れて久しいが、財政状況が厳しく新品を購う資金がない。関係団体に打診したものの、皆さん返事は重い」とのことです。同等品の価格は6万円前後で、かなり値が張ります。私は「残念ながら我が組合の通常総会は一昨日終了したばかりだ。市役所職員ならご理解戴けると思うが、あらたな支出行為には臨時総会を召集し、補正予算として審議する必要がある。しかし、手続きが煩瑣な上、会議が紛糾しかねない」と答えました。
がっくりと肩を落としたAさんを気の毒に思った私。 「う~む。町のために、ここは私が一肌脱ぐとしよう。私が全額負担してもよい。ただ、財務大臣、すなわちカミサンの決裁が必要だ。一度持ち帰るが、それでいいかね?」 Aさんは輝くような笑顔になり「ぜひお願いします」と涙ながらに答えました。 家に戻ってヨメサンに事情を話したところ、「さすが、殊勝な心がけ」と誉められると思いきや、いきなり、「どあほ!!」と罵倒されました。 「あんた、どこまでおめでたいんや。温泉に使うカネがない? ほ~ その割に隣の○代やら片○津はド派手に、デカイお金をブチこんどるやないか。それが、山中はスカンピンで体重計一つ買うお金がない? えらい不公平な話やなあ。そんなら、市長にでも議員にでも泣きついたらええやろ。それより、これはなんや? 税金から保険から電話料まで、この督促状の束。あんた山中住民の心配より先に自分と家族の心配しーや。この甲斐性なし亭主が。こんなんやから、カッパ巻一本の註文もない公務員にナメられ、今でもうだつが上がらんのや」 という訳で体重計寄贈計画は頓挫しましたが、それでも諦めずまだ寄贈の方法を模索しています。 ■ 価格5000円までの体重計。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
苦笑して読みましたが、奥さんの言い分が正しいです。
内堀から固めないと駄目ですね。 (2009年05月31日 04時34分32秒)
|