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テーマ:温泉旅館(4989)
カテゴリ:温泉
一昨年、破産手続きに入った「よしのや依緑園」を湯快リゾートが取得。3月5日に新ブランド「湯快倶楽部・よしのや依緑園」として開業することになり、それに先立つ内覧会が2日に開催されました。政治家を始め、各界の有力者や業界関係者、納入業者、プレス、地域住民まで実に多彩な顔ぶれで、館内は大盛況です。当日の進行は実にスムーズで、さすが運営にはソツがありません。
「外資の導入には内心複雑な心境ながら、山中温泉活性化にとっては慶賀のいたり、と地元は概ね歓迎ムード」要はこのひと言に要約されるのですが、隣合わせたB氏はいたたまれない面持ちでした。「よしのやは800年にわたる山中温泉繁栄の象徴だった。この歴史の中で先代たちは、温泉街を育てるのに血の滲む思いをしてきた。山中温泉が買い叩かれた値段は、ある競走馬の1頭分よりも安い」と自嘲気味に呟きました。 とはいえ、時代の変革に感傷はつきものだが、新しい歴史を創出するには新しい血を入れることが肝要。これが山中温泉の新時代を切り拓いてくれれば、と期待する声も大です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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