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2006年04月19日
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テーマ:ニュース(99407)
カテゴリ:ニュース
今日の午後、ソウル金浦空港のアシアナ航空のサービスで入手した今日の日本経済新聞朝刊のコラム「春秋」には、なかなか味のある文章が書かれていたので、書き留めておくことにしました。


 戦前、小説に劇作に活躍した岡本綺堂が『半七捕物帳』を書き始めたのは、ちょうど90年前の1916年だった。翌年からの雑誌連載は時に中断しつつも延々20年に及んだ。江戸情緒色濃い70編ほどの物語は今も輝きを失わない。
 
 初期の名作に「津の国屋」がある。娘と養女が亡くなった大店に怪異がつきまとい、町内は震え上がる。ところが、すべては身上を乗っ取ろうとする悪人どもの計略だった。店の親族や菩提寺の住職までがグルになり、幽霊役に矢場女を雇う入念さ。巧妙な悪のプロジェクトチームだ。
 
 後を絶たない振り込め詐欺の手法をみると、役割分担こそ今もだましの定石だと分かる。最近は「ご主人が痴漢で捕まった」という手口が横行。刑事役、被害者役から示談を持ちかける弁護士役まで電話口に現れて家人を動揺させる。」警視庁管内では、今年1月、2月だけでこの手の犯行の被害が190件に上った。
 
 耐震強度偽装事件の捜査がヤマ場を迎えた。構造計算を偽った建築士、手抜き工事を請け負った建設会社、その物件を売ったマンション業者、背後には大物コンサルタント。ここにもしっかり役割分担はあったようだ。が、ほかにも大事な役者がいた。不正を見逃し、法の不備にも無頓着だった「官」と「政」だ。


2006年4月19日 日本経済新聞朝刊 14版 1ページ「春秋」から引用

不正を見逃し、法の不備にも無頓着だった「官」と「政」に対しては、法的責任は追及できないかも知れませんが、安倍晋三官房長官秘書と業者の関係については、マスコミがもっと突っ込んだ調査報道をするべきだったと思います。







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最終更新日  2006年04月19日 21時54分50秒


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