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カテゴリ:政治問題
作曲家の三枝成彰(さえぐさしげあき)氏は、2日の東京新聞コラムで次のように昨今の世相を批判している;
2015年8月2日 東京新聞朝刊 12版 1ページ「戦前に戻るのか」から引用 日本は戦後、憲法9条があるために困ったことに遭遇したかと言えば、答えはNOである。細かいことを言えば、東西冷戦が厳しかった頃は、ソ連の偵察機が頻繁に領空侵犯をして、油断すれば攻め込まれるかもしれないという心配はあったかもしれないが、それは「専守防衛」の自衛隊を設置することで問題解消となった。それ以外で問題になったのは、湾岸戦争のとき、日本は多額の戦費をアメリカにくれてやったのに、当時の日本政府はアメリカから「金だけ出して血を流さないのは卑怯だ」などと言われてショックを受けたそうであるが、そんなものは我々国民には関係ない話であって、日本としては「憲法の制約があるので、金は出せるが兵隊は出せない」ときっぱり言ってやれば、それで済んだ話であって、そんなことにショックを受ける為政者の狭量が嘆かわしい。国会で審議中の安保関連法案などもさっさと廃案にして、日本政府はわが国にかかわる武力紛争については、これまで通り、回避して、すべての紛争は話し合いで解決する姿勢を堅持するべきだ。再び湾岸戦争のような事態が発生しても、血を流す役割は全面的にアメリカ軍に任せて、日本は「金で解決」という姿勢を貫くべきである。もしアメリカの若者が、そういう姿勢の日本はずるいなどと不平を言うようであれば、血を流すことがいやなアメリカの若者には、日本に帰化することをすすめればよい。かなりの数のアメリカ人が日本に帰化して、日本の納税人口も増えて、少しは赤字国債の発行を減らすことが期待できる。狭いに日本に住めるかという問題もあるかも知れないが、その場合は、アメリカに住んだままで日本に対して「ふるさと納税」という形で税金を納めさせればいいのであって、アメリカに住んで英語しか話さなくても、きみたちは立派な日本人だという証明を、日本政府がしてやればいいのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年08月16日 10時33分45秒
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