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カテゴリ:ニュース
昭和23年の国会で全会一致で廃止決議がなされた教育勅語について、法政大学教授の山口二郎氏は、12日の東京新聞コラムに次のように書いている;
2017年3月12日 東京新聞朝刊 11版 27ページ「本音のコラム-教育勅語」から引用 私の認識では安倍首相も教育勅語については稲田大臣と同じ考えをもっているのではないかと思いますが、山口先生の場合は、安倍氏の本音よりも同盟国訪問時の安倍氏の発言を引き合いに出して、稲田大臣の発言との矛盾を指摘しています。これは、山口先生が仰るとおり、重大な閣内不一致ですから、野党は是非追及してほしいと思います。 教育勅語と聞いて私が思い出すのは、70年代に歴史家の羽仁五郎氏がとある日教組の集会に招かれて講演した後、参加者からの質問で「教育勅語はだめと言われるが、良いことも書いてあるのではないでしょうか」と言われたことがあった。その質問の主に「あなたは何を教えてますか」と聞くと「数学です」との答えだったので、「それでは、あなたに質問しますが、例えば数学の教科書に『朕思うに、三角形の内角の和は二直角である』と書いてあったら、あなた、どう思いますか」と問うと「あ、それは確かにマズイです」ということで一件落着したというエピソードです。「仲良くしろ」とか「信じ合いなさい」とか、断片的に言葉を拾うのではなく、文章全体の読解力を、右翼のみなさんには身につけてほしいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年03月19日 20時52分36秒
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