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中村一成著「ルポ 思想としての朝鮮籍」(岩波書店刊)について、ジャーナリストの青木理氏は、3月19日の東京新聞に次のような書評を書いている;
2017年3月19日 東京新聞朝刊 9ページ「読む人-プライドからの叫び」から引用 この記事のポイントは、在日の人々の中で韓国籍を取得しないでいる人たちを日本政府は「朝鮮籍」という扱いにしているが、これは本人たちが意図して「朝鮮籍」を取得したのではなく、日本政府が勝手にそのように分類した、というのが実態です。在日の人々が日本に渡ってきた当時の日本政府は、朝鮮半島の人々を日本人であるという扱いにしていたわけで、当時、半島から日本に来た人々は「外国に来た」というつもりではなかったということです。それを急に、戦争に負けたからといって、半島から来た人々から勝手に日本国籍を取り上げたのは、理不尽な所業と言わざるを得ません。したがって、現在朝鮮籍と言われる人々は、中には少数の朝鮮民主主義人民共和国の国籍であると認識する人々もいるにしても、大部分は、「北」でもなく「南」でもない、朝鮮半島の出身であるという意識なのだということを、私たちは理解する必要があると思います。第二のポイントは、朝鮮半島が北と南に分断されたことについて、日本政府は責任があるということ。第三のポイントは、在日の人々に対して誹謗中傷する輩は「愚か者」であるということです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年04月04日 20時03分24秒
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