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2018年04月14日
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テーマ:ニュース(99426)
カテゴリ:ニュース
首相官邸を訪れた愛媛県庁の職員に対し「これは首相案件だ」と伝えた柳瀬唯夫首相秘書官(当時)が、今になって県の職員に会った記憶はないなどと白を切っていることについて、元外務官僚の佐藤優氏は13日の東京新聞コラムに、次のように書いている;


 官僚にとって重要な能力の一つが記憶力だ。特に各省庁の幹部となる官僚については、過去にあった出来事についてよく記憶しているというのが外務官僚であった経験に基づく筆者の認識だ。

 しかし、最近の官僚はそうでもないようだ。

 <学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画を巡り、当時首相秘書官だった柳瀬唯夫経済産業審議官が愛媛県の担当者らに「本件は、首相案件」と述べたと記された文書が存在するとの一部報道に対し、柳瀬氏は10日、「自分の記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはありません」と否定するコメントを発表した>(10日本紙電子版)

 同日の記者会見で、愛媛県の中村時広知事は、職員の備忘録として「本件は、首相案件」と記載された文書が存在することを認めている。柳瀬氏におかれては、新聞に掲載されている愛媛県職員が作成した文書をよく読んで記憶を喚起していただきたい。

 ちなみに2002年の鈴木宗男事件に関連して東京地方検察庁特別捜査部に呼び出された人たちが「記憶にない」と答えると、検察官は「それならば思い出し方を教えてやろうか」と言って激しく尋問したという。

 こういう乱暴な物言いはしないが、柳瀬氏には職業的良心に基づき、真実を語る義務があると思う。
(作家・元外務省主任分析官)


2018年4月13日 東京新聞朝刊 11版 25ページ「本音のコラム-官僚の記憶力」から引用

 「これは首相案件だ」と発言した柳瀬唯夫氏は今は経済産業審議官で、今回の騒ぎで変なボロを出さずにうまく乗り切れば、やがては経済産業省事務次官になれるとの「計算」で、安倍政権にとって都合の悪いことは「記憶にない」で逃げ切る魂胆と思われます。しかし、彼の「計算」が目論見通りの結果につながるかどうかは確かではありません。安倍政権がこの後もあと4年継続する見込みがあれば、彼の目論見はうまく行きますが、今年中に総辞職となった場合は、ここで下手な芝居を打っても徒労に帰す可能性がありますから、やはり人間として、どのような世の中になろうともおのれの職業的良心に基づいて行動するのが、最良の人生というものではないでしょうか。





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最終更新日  2018年04月14日 20時13分22秒


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