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2020年03月15日
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テーマ:ニュース(99426)
カテゴリ:ニュース
専門家の意見も聞かずに全国一斉休校などというスタンドプレイをやった安倍首相を、エッセイストで看護師の宮子あずさ氏は9日の東京新聞コラムに、次のように書いている;


 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議は感染症の専門家12人で構成され、座長は国立感染症研究所所長の脇田隆字氏である。2月27日に安倍首相が行った全国一斉休校の要請は、この専門家会議に相談なく行われた。安倍首相も自らの政治的判断であると、この事実を認めている。

 一斉休校については、専門家会議のメンバーからも、「感染が起きていない地域で同じ対応をとることにどれほどの効果があるかはわからない」「根拠についてはもっと議論が必要」などの問題が指摘されている。

 しかし、このような異論が後から出るのでは遅いのであって、正式な手順として、議論されるべきだった。専門家会議は、自分たちに諮られず重大な決定が行われたことについて、正式な抗議をしてほしい。

 免罪符として権力に使われたら、専門家ほど有害なものはない。専門家には、専門家としての良心を持ち、必要なときには、きちんと政府の方針にノーと言う。それが専門家の矜恃(きょうじ)ではないか。

 それにしても、科学的根拠なき号令を「政治判断」と胸を張る現政権の幼さには愕然とするばかりである。この乗りで緊急事態を宣言され、私権が制限されるのは恐ろしいことだ。

 独善を避けるための手順も踏まず、科学的根拠を軽んじる人間に、これ以上の権力を与えてはなならい。
(看護師)


2020年3月9日 東京新聞朝刊 11版 25ページ 「本音のコラム-専門家会議」から引用

 この記事が訴えるテーマは2つである。1つは、専門家は良心を持ち、必要なときにははっきりと「ノー」と言える矜恃をもつこと。2つ目は、安倍晋三という政治家の「幼さ」である。2つ目は、本当は今に始まったことではなく、第一次安倍内閣のときにも、農林水産大臣が個人的な事情で自殺したときに記者団の前で堂々と「慚愧の念に堪えません」などと、本人としては「大変残念に思います」というつもりだったのに、その場に居合わせた記者から「それは何か、故人に恥ずべき落ち度があったという意味ですか?」などと問われて、その場で初めて言葉の意味を知ったというようなことがあり、コイツは変なのが総理大臣になったものだと思ったものでしたが、その後も失言が絶えず、今では記者会見の質問は事前申請のルールになっている(それであれば、回答は官僚が書くから、変なことは言わない)。欧米の記者の目には、あり得ない「ルール」であるが、日本のメディアはそういう点に目をつむって報道しないできているから、宮子あずさ氏ほとの人でも、今ごろになって気づいて愕然としている。日本のメディアの責任は重い。





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最終更新日  2020年03月15日 01時00分06秒


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