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2024年05月02日
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テーマ:ニュース(100145)
カテゴリ:ニュース
4年前の都知事選挙直前に「女帝 小池百合子」という本が出版されて、困った小池氏は当時側近だった人物に相談したところ、その相談相手が知り合いの元ジャーナリスに「彼女は間違いなくカイロ大学を卒業している」との文章を書かせて、それを駐日エジプト大使館のフェイスブックに掲載させて、世間はそのフェイスブック掲載の「文書」を信用したので、小池氏は目出度く都知事選に勝利したのであったが、今度はその4年前に相談にのった人物が「文芸春秋」に、「実は、あのときはこうだった」と白状してしまったため、小池氏の学歴詐称疑惑がさらに深まったのであるが、それについて、現代教育行政研究会代表の前川喜平氏は4月14日の東京新聞コラムに、次のように書いている;


 小池百合子東京都知事の学歴詐称疑惑が再燃している。火を付けたのは小池氏の元側近小島敏郎氏とカイロでの元同居人北原百代氏が文芸春秋5月号に寄せた手記だ。

 小島氏によれば、前回の都知事選前の2020年5月末に出版された石井妙子著「女帝 小池百合子」でカイロ大学卒業の学歴を虚偽と指摘され狼狽(うろた)えた小池氏が、小島氏の発案により、元ジャーナリストA氏に文案を作成させて、小池氏のカイロ大学卒業を証する同大学長名の「声明」を作成、駐日エジプト大使館のフェイスブックに載せてもらったのだという。これは私文書偽造罪に該当する疑いがある。

 「声明」は単に小池氏の学歴を証するだけでなく、卒業証書の信憑(しんぴょう)性に疑義を呈することは「名誉毀損(きそん)であり、看過することができない」と警告し、モハメドオスマンエルコシト学長のサインと大学の公印らしきものが記されていた。同大学のホームページを見ると、確かに現学長の名は「モハメド・コシト博士」となっている。

 犯罪の疑いが生じた以上、検察はカイロへ飛んで大学当局及びコシト学長から事情を聴取すべきだ。検察が動かないならメディアが行って真相を確かめるべきだ。

 選挙公報で学歴を偽れば公職選挙法違反にもなる。政治家小池百合子の命運が尽きる日も近いかもしれない。(現代教育行政研究会代表)


2024年4月14日 東京新聞朝刊 11版 19ページ 「本音のコラム-政治家小池百合子の命運」から引用

 この記事は政治家小池百合子の命運が尽きる日も近いかもしれないと結んでいる。一連の状況から判断すれば、そのように文章を締めくくるのは自然なことに思われるが、しかし、世間の現実は予想もしなかったような展開を見せることも、よくあることだから、今回の「学歴詐称疑惑」もどう転ぶかは予断を許さない。今のところ、小池氏はだんまりを決め込んでいるが、このまま何も言わずに都知事選に突入は、ちょっとあり得ないようにも思われるし、いずれにしてもわが国政界が、少しでも「法の支配」を重んじる方向に進んでほしいものだと、つくづく思います。





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最終更新日  2024年05月02日 09時56分38秒


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