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テーマ:ニュース(100120)
カテゴリ:ニュース
自民党総裁選挙のときは、高市早苗や小泉進次郎に比べて常識に則ったまともな発言をしていた石破茂氏は、いざ選挙に勝って自民党総裁の椅子に座ったとたんに、前言を次々と翻す発言を連発して世間を「あっ」と言わせたのでしたが、石破氏のこの「態度豹変」をメディアはどう報道したか、ジャーナリズム研究者の丸山重威氏は、13日の「しんぶん赤旗」に、次のように書いている;
2024年10月13日 「しんぶん赤旗」 日曜版 31ページ 「メディアをよむ-手のひら返し、一斉批判」から引用 この記事では、石破氏の「手のひら返し」を産経、朝日、東京、日経、読売と、各社の「解説」を紹介しているが、この中では「読売」の解説が、一番適切に「事態」を説明してくれているように思います。総裁選挙中の石破氏の「個人的な発言」は、今後は「自民党総裁」という立場上、封印して、今後はあくまでも「自民党全体」を代表する立場として発言し、行動する、というような「意志表明」ということなのでしょう。その「自民党全体」というのは、これは大部分が「裏金議員」であり、自民党としては極端な裏金議員のみをスケープゴートとして「公認しない」という「決定」をしたのだが、その他大勢の「裏金議員」は、金額がそれほど大きくないから、という理由で、従来通りに処遇するという形になりました。ところが、いざ衆議院が解散になって総選挙が始まると、「文春砲」ならぬ「赤旗砲」が、「非公認の候補者にも自民党から2千万円の活動費が振り込まれている」と報道して、「裏金議員は非公認」でも選挙運動の資金援助は従来通りだという「実態」が、天下に周知されることとなりました。この「赤旗砲」は、発表された当日と翌日くらいは自民党本部にはかなりの衝撃を与えたようでしたが、実際の有権者の投票行動に直接影響したようには、私は感じられませんでした。昨日の投票結果では、自公の獲得議席は過半数を割り、立憲民主党と国民民主党が大幅に議席を伸ばしたのが特徴で、その割に「赤旗砲」の活躍の割りには共産党への「支持票」は伸びなかったのが残念です。このような有権者の「投票行動」をどう理解するべきか、どの辺に「真実」があるのか、世の中の推移を見守りたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年10月28日 10時37分18秒
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