テーマ:本のある暮らし(3308)
カテゴリ:ばあチャルの読書記録
何やかやと忙しくて、もう12月も幾日か過ぎ、この辺で更新しておかないと...との思い。 ...には「忘れられる」でも「ご心配かける」でも入れてね(笑) 忙しいって日常のこと、書くほどのこともない。だから困ってしまっただけである。何かしてそのことに感情がないわけでもないが、さりとて言ってどうなのよという気持ち。 また読んだ本のことになる。 バタイユの『空の青み』というちょっとわけの解からないようなのを読んで、困惑していたら、その次に読んだ桐野夏生編集『我等、同じ船に乗り』の中の坂口安吾『戦争と一人の女』『続戦争と一人の女』が似ていて、「どうにでもなれ」という第二次世界大戦の前後の時代性なのね。 さてこの桐野さんの既存の作品を集めた文庫本『我等、同じ船に乗り』、わたしにはどんなのを集めているんだろうと興味があったが、なんだ集めただけじゃん、一編ぐらい書いてほしいよね、という気もしないではない。 その中に谷崎潤一郎の『鍵』があり、有名な小説なので読んだ方も多いに違いないけれど、なんとわたしは未読であったのでいい機会であった(矛盾してるよね) 夫と妻がお互いに見られることを意識して書いた日記なんて嫌らしい。書いた日記を隠したりして、それも遊戯の内だ、などとふざけている。と、思うけれどもブログもそんなものなのだから人のことは言えない。 ところが妻の最後の日記の部分を読んで「がーん」とショックを受けた。夫の日記は発見するけれども読みはしないと日記に書いているのにこの嘘つき妻は 「わたしは自分の心の中を人に知らせることを好まない」けれども「人の心の奥底を根堀葉堀りすること」は好きなのである。 これって、これって...。わたしって、わたしって「ひとさまに見せているのか!」 なんだか急に恥ずかしくなってきたあぁぁぁぁ~ というわけ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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