カテゴリ:読書2024
有吉佐和子氏の初期の作品『紀ノ川』『香華』は、女性物との印象で、
若かったわたしはそのような作品と思われるものは、同時代的には読み継がなかったのです。 でも、近ごろ読みだした未読作品群の中の『鬼怒川』は、女の一代記といえばいえるのだが、 それだけではない作家のメッセージが、物語の中ににじみ出ているのに気が付かされた。 時は明治時代、絹の里・結城の機織りは女性の仕事、優秀な腕持つ女性が有利な結婚ができる。 というと、やっぱり同じかあ、となるのだが、 戦争の不条理を言いながら、男脳女脳のどうしようもない違いや、 かえって、その違いのおもしろさを描いているのではないかと思う。 わたしは男女の区別が苛立たしいと思って幾星霜。 しかし、違いこそ人間の生きるエネルギーになっているのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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お久し振りです❣
ずっとお待ちしておりました。 有吉佐和子は、ほとんど読んだ、なんて思っておりましたが、この本「鬼怒川」題名は知っているのにまるで覚えておりません。まだまだ未熟者(未読者)でした。 早速予約します。 女と男、今ジェンダー問題少し触れつつ学びつつありますが、長い歴史の中で身に沁みつけられてきたものが男の中に、女の中にも色濃く残っていて、自分自身でもハッとすることがあります。 我が家は共働きで平等、夫は自分はすごく理解あるもの風を装って生きていますが、私のお膳立ての中で成立している、ということが多々あることを理解していないのです。それを許してきた自分が甘かったのですが。 男脳・女脳とは、ちょっと離れましたね。 また時々書いてくださいませ!! (2024年03月30日 05時04分15秒) |
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