『宴のあと』三島由紀夫
再読。
この小説のモデルは誰某彷彿させるだとか、政治や選挙にはお金がかかるを、描くところもうまいが、一人の熟女「かづ」の恋ゆくえが、生き生きと描かれているのがさすがだ。
もう恋は卒業したと思ったのに、なぜ、元外相という外交官肌、野口と結婚したか。
「これで身寄りのない私が、立派な野口家のお墓に入れる」とつぶやく「かづ」
そしてなぜ、「お墓なんてどうでもいい」と現代の女性を彷彿させるような別れが来たか。
そのストーリー展開の端正だげど現実的、流れるような文章が味わい深い。
三島由紀夫さんは女性のみかた!?
『闇先案内人』大沢在昌
『室町無頼』垣根涼介
変化に富んでいるが、さらさらっと読んでしまう。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年06月02日 09時33分52秒
コメント(0)
|
コメントを書く
もっと見る