第77回
舞妓の修業と舞妓・芸妓の違いは?
舞妓さんの修業は、どんなことをやるんだろう
舞妓さんと芸妓さんの違いは?
なんて思ったことはないでしょうか・・・
文楽も最初は、わからなかった。
簡単にいうと舞妓さんは15歳~20歳
くらいまでの修業中の身の上の人です。
芸妓さんは、舞妓さんを卒業した人といえます。
関東( 東京 )では、「 舞妓 」は、「 半玉 」
といい「 芸妓 」は「 芸者 」と呼ばれます。
舞妓さんになるには、中学を卒業してなるか・・・
最近では、高校を卒業してなるかいずれかだと思います。
いずれにしても、1年間の仕込み期間を終えないと
舞妓さんとしてデビューできません!!
この仕込み期間には、箸の上げ下げからはじまる
行儀作法・京舞・三味線・お囃子・京言葉などが
みっちりと仕込まれます。
そして、1年間の修業を終るとはじめて
舞妓さんとしてのデビューです
はじめてお店にでる日は、首筋に「 三本足 」
という独特の化粧をして、紅は下唇にだけ
さします。
この日から一人前の舞妓さんになります。
お座敷にでては、舞や唄などを披露します。
やがて、売れっ子の舞妓さんになれば、
お座敷からお座敷へと飛び回ることに
なっていきます。
そして、舞妓さんを数年続けたのち、
芸妓さんになるか・・・
舞妓さんだけでこの世界から去っていくか
一大決心をしなければならないそうです
芸妓さんとして残るなら「 衣替え 」という
儀式をして、改めてデビューをします。
この時に舞妓さんは、一番悩むそうです。
結婚してしまうと花街にはいられないのが
昔からのしきたりとなっています。
年頃ですから、結婚しょうか
芸妓さんとして生きていこうか
いろいろ悩む舞妓さんがたくさん
いるそうです。
舞妓さんや芸妓さんのなり手も
今は、少ないそうです。
大正から昭和初期には舞妓・芸妓さんは
あわせて、1000人はいたそうです。
現在は、250人くらいだと言われています。
芸妓さんは、風格があり、磨きぬかれた
美しさにあふれていますよ。
つづく