地上に「 せねばならぬ事 」が果して幾個ある。
せねばならぬ事も畢竟して無用、観点を異にすれば
ことごとく「 しないでもいい事 」ばかりだ。
「 生きねばならぬ 」と無用人でも囀(さえず)る。
厖大な長物、実は生きてくれるが世の迷惑なんだ。
社会的に観、国家的に観て、その存在は果していかの価値あるか。
汝まず汝自身に問え。
汝の「 一口 」を減ずることは、それだけ「 食うもの 」を他に分興する。
汝の死は汝としての最大の慈善事業だ。
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最終更新日
2022年02月27日 18時56分29秒
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