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Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2013年09月19日
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カテゴリ:夢有無有
「旧約聖書」出エジプト記 第32章後半・アロンの弁解
 32:15モーセは身を転じて山を下った。彼の手には、かの二枚のあかしの板があった。板はその両面に文字があった。すなわち、この面にも、かの面にも文字があった。 32:16その板は神の作、その文字は神の文字であって、板に彫ったものである。 32:17ヨシュアは民の呼ばわる声を聞いて、モーセに言った、「宿営の中に戦いの声がします」。 32:18しかし、モーセは言った、「勝どきの声でなく、敗北の叫び声でもない。わたしの聞くのは歌の声である」。 32:19モーセが宿営に近づくと、子牛と踊りとを見たので、彼は怒りに燃え、手からかの板を投げうち、これを山のふもとで砕いた。 32:20また彼らが造った子牛を取って火に焼き、こなごなに砕き、これを水の上にまいて、イスラエルの人々に飲ませた。 32:21モーセはアロンに言った、「この民があなたに何をしたので、あなたは彼らに大いなる罪を犯させたのですか」。 32:22アロンは言った、「わが主よ、激しく怒らないでください。この民の悪いのは、あなたがごぞんじです。 32:23彼らはわたしに言いました、『わたしたちに先立って行く神を、わたしたちのために造ってください。わたしたちをエジプトの国から導きのぼった人、あのモーセは、どうなったのかわからないからです』。 32:24そこでわたしは『だれでも、金を持っている者は、それを取りはずしなさい』と彼らに言いました。彼らがそれをわたしに渡したので、わたしがこれを火に投げ入れると、この子牛が出てきたのです」。32:25モーセは民がほしいままにふるまったのを見た。アロンは彼らがほしいままにふるまうに任せ、敵の中に物笑いとなったからである。 32:26モーセは宿営の門に立って言った、「すべて主につく者はわたしのもとにきなさい」。レビの子たちはみな彼のもとに集まった。 32:27そこでモーセは彼らに言った、「イスラエルの神、主はこう言われる、『あなたがたは、おのおの腰につるぎを帯び、宿営の中を門から門へ行き巡って、おのおのその兄弟、その友、その隣人を殺せ』」。 32:28レビの子たちはモーセの言葉どおりにしたので、その日、民のうち、おおよそ三千人が倒れた。 32:29そこで、モーセは言った、「あなたがたは、おのおのその子、その兄弟に逆らって、きょう、主に身をささげた。それで主は、きょう、あなたがたに祝福を与えられるであろう」。32:30あくる日、モーセは民に言った、「あなたがたは大いなる罪を犯した。それで今、わたしは主のもとに上って行く。あなたがたの罪を償うことが、できるかも知れない」。 32:31モーセは主のもとに帰って、そして言った、「ああ、この民は大いなる罪を犯し、自分のために金の神を造りました。 32:32今もしあなたが、彼らの罪をゆるされますならば――。しかし、もしかなわなければ、どうぞあなたが書きしるされたふみから、わたしの名を消し去ってください」。 32:33主はモーセに言われた、「すべてわたしに罪を犯した者は、これをわたしのふみから消し去るであろう。 32:34しかし、今あなたは行って、わたしがあなたに告げたところに民を導きなさい。見よ、わたしの使はあなたに先立って行くであろう。ただし刑罰の日に、わたしは彼らの罪を罰するであろう」。32:35そして主は民を撃たれた。彼らが子牛を造ったからである。それはアロンが造ったのである。
 主が十戒を提示したときには、イスラエルの総ての民がこの掟をすべて守ると誓ったのに、手のひら返しての違反行為です。第一の違反は、十戒の前文で、主であるあるわたしは、あなたがたをエジプトから救い出した神であるとの宣言したのを肯んじた民が、掌返す如くに鋳造の紛い物の牛を、これがイスラエルをエジプトから導き出した神々だと言ったこと。第二の違反は、十戒第一戒のイスラエルはわたし主をおいて他に神があってはならないのに、牛を神としたこと。第三の違反は、第二戒の如何なる像も造ってはならない。それらに向かってひれ伏したり、それらに仕えたりしてはならないのに、礼拝の対象として牛の像を作り、祭壇で生け贄をささげたこと。第四の違反は、第七戒の姦淫してはならないのに、牛の像の前で偶像礼拝につきものの性的な乱れに及んだことでしょう。必死の執り成しとりなしで主の怒りをおさめて山を下りたモーセですが、民の有様を見て怒り、主の炎の指で書かれた掟の石板を地に投げつけて砕きます。此の民には、神の民となる資格も掟の板を受け取る資格もないからです。また、金で覆われた子牛を火で焼き粉々にして、それを水に混ぜて、民に悪霊の毒にあたるかどうかを確認させようと思ったのか飲ませます。ところで、この事件の当事者とも言えるアロンが言い訳します。それもモーセに向かって、この民が悪いことは知っていたでしょうという、反省の色もなく、開いた口が塞がらない言い訳です。恐らくモーセは悲嘆したことでしょう。シナイは周りじゅう敵だらけです。エジプトから連れ出した強力無比な神を離れたイスラエルは、此の儘では嘲りながら襲いかかられるのが、目に見えます。イスラエルを守るためにも膿を出さなくてはならないと、モーセは主の側につく者は、私のもとに集まれと呼びかけ、応じたレビ族の男たちに、頑なに拒否する一部の民、三千人を殺させます。此のことから、イスラエルの民全部が偶像崇拝に走ったのではなく、一部の者だけが罪に走ったことを、旧約聖書が誇張して記していることが分かります。それでも、いくらなんでもイスラエルの同胞を3000人も殺害と想われるでしょうが、荒れ野を彷徨う二百万人の民を率いてきたのは、実際上はモーセにしても、精神上は真のイスラエルの王である主なる神です。モーセも老境に入り、統率力も薄れます。イスラエルの十二部族を統合するのは主に頼むしかありません。その主を離れ民族崩壊の道へ導く者には断固とした処置が必要でした。それ故に主なる神には今後も約束の地カナンへと導いて貰わなければなりません。モーセはふたたびシナイ山に登っていき、身命を賭けて主との再交渉に望みます。それは、あなたが書きしるされたふみから、わたしの名を消し去ってくださいの言葉に現れています。主が創造した生あるものの名及び神界の扉を開けて永遠の天国に入れる名簿から自分の名を消してくれというのですから、永遠の炎に投げ込まれることを覚悟した悲壮感が漂ってきます。

hell7
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最終更新日  2013年09月19日 06時36分10秒
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