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「霊魂論」神秘学118
ヨーガ・スートラは聖者パタンジャリが説いたヨガの聖典であり、ヨ-ガ哲学の基本的な思考法と思想及び実践の教えを説きます。基本的にはアシュタンガ(八支則/はっしそく)という8つの段階・行法があり、第一段階の階梯の「禁戒(きんかい)/ヤマ」から始まります。中でも、第一段階の階梯としての「ヤマ」と第二段階の階梯としての「ニヤマ」は、日々日常の社会的・個人的な行動の規範ともなり、其れ故に日常とかけ離れた環境である修験堂や霊峰での修養法は亦異なる意味で実践するのが難しいとも云えるかもしれません。本場インドの聖地(修行場/アシュラム)では、「ヤマ」、「ニヤマ」を実践でき得なければ、アーサナ(ポーズ)のスタート地点にさえ立ち得ないとされる程です。第一段階の階梯としての「ヤマ」に続く第二段階の階梯としての「ニヤマ」は、禁戒の後に勧戒という順序は、命に良い事をなす前にはまず命を害するものをとり除くという事が先決だということを意味します。「金剛律」の後に「黄金律」ありとするのです。 ![]() ![]() 哲学・思想 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年07月18日 06時52分07秒
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