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Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2023年06月08日
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カテゴリ:霊魂論
神秘学の記号と象徴・アストラル界と霊界との関係要綱
◎第一講 シュトゥットガルト 4ー霊的光の形象としてのアストラル光
 さて、人間が自らのアストラル体に組み入れたものは何なのかと問うならば、それは私たちが善、聡明さと呼ぶものだ、それを通して人間は自らのアストラル体を高貴にするということです。
 私たちが今だに食人種の段階にあり、すべての激情に盲目的に従う未開の人を観察するとき、そしてその人は何によって高度に進化した人間と区別されるのかと問うとき、こう言わざるを得ません。文明人はすでに自らのアストラル体に働きかけてきたが、未開の人はまだそうしていないという点で区別されると。自らの激情や衝動を、これには従ってよい、別のはいけないと自らに言い聞かせるほどに把握している人は、道徳的な概念や理念を形成しています。つまりこれがアストラル体を変化させ高貴にするということなのです。人間は受肉を重ねつつアストラル体に働きかけることにより、尚一層に前述の光輝く存在へと自らを高めていきます。これは「叡智の働きかけ」と呼ばれます。アストラル体の中に叡智が増せば増すほどアストラル体は光輝を増します。あの太陽上に住んだ存在、エロヒム(*ヤコブが夢に見た、天使が上り下りしている、天から地まで至る梯子の記述がある。)たちは全き叡智に貫かれていました。私たちの魂と肉体との関係は、ちょうどこの光と叡智の関係なのです。光と叡智の関係は考案されたイメージではないということがお分かりいただけたでしょう、これはひとつの事実に基づいており、ひとつの真実なのです。光は事実叡智の身体なのです。こうして私たちは、宗教的な古文献が光について叡智の形象化として語っていることを理解できるようになります。学びつつある人、高次の視力、霊視力を発達させつつある人にとって、たとえば次のような修行をすることは大きな意味があります。すなわち、真っ暗な空間に身を置き、外からの光を完全に遮断して、夜の暗闇であっても両目を閉じることでもよろしいですが、それから徐々に自分自身の内的な力によって、光の表象に突き進もうとするのです。(*信貴山の本堂真下の暗闇に回廊があり、戒壇巡りを参照。)人間がその表象を十分な強度をもって形成できるようになると、その人は次第に明敏になり、そして「光」を見るようになります、それは物質的な光ではありません、その人が今や自ら創造し、内的な力によって自らの内に生み出した力です。これは叡智に貫かれた光です、この光の中で人間には創造する叡智が現れます。これがアストラル光と呼ばれる光なのです。瞑想を通じて人間は内的な光を生み出すことができるようになります。この光は、人間がいつの日か、物質的な目ではなく、もっと精妙な感覚器官によって見るであろうものの先触れなのです。それはエロヒムたちのような実際に存在する霊存在たちの衣装となります。人間がこの修行を正しいやり方で行うと、それはこれらの高次存在と関係を結ぶ手段となります。自らの経験から霊的世界について何かを知るひとたちは、このようなことを行なってきたのです。後でお話しします別の方法によっても人間は、自らの内的な力により、空間が光に照らされ、叡智に取り巻かれるのみならず、空間がいわば音を発し始めるという事態にまで到達することができます。ご存知のように、古代ピタゴラス哲学では、天球の音楽について語られていました。この「天球」という言葉で、ここでは宇宙空間、つまり星々が運行する空間が意味されています。これはあれこれ考えたあげく作り上げられたイメージなどではなく、詩的な比喩でもないひとつの真実なのです。人間が秘密の導師の指示に従って十分に修行を積むと、明澄(めいちょう)な、光輝に満たされた空間、叡智の顕現である空間を内的に観るだけでなく、宇宙空間に漲(みなぎ)る天球の音楽を聞き取ることを学びます。空間が鳴り響き始めるこの時、人間は天上的な世界にあるといわれるのです。まさしく空間が鳴り響くのですが、これは物質的な音ではありません。これは霊的な音、空気中では生きるのではなく、ずっと高次の精妙な実質、アーカーシャ(天球)の実質の中に生きる音なのです。空間は絶え間なくこのような音楽に満たされています、そしてこの天球の中にある種の基調音があるのです。さて、ここでもう一度天球の音楽というものにおいて理解したことを考察してみましょう。今日の数学的天文学者たちが、神秘学において惑星について語られていることを明らかな妄想と見なすであろうことは、私にはよく分かっております。けれどもそれは問題ではありません、やはりこれは真実なのですから。



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最終更新日  2023年06月08日 06時10分05秒
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