時代考証か? それとも時代の要請か?
今、実写版「シンデレラ」を観ています。この作品、原作の舞台は中世ヨーロッパですよね? だとしたら、国王の従者として黒人がいることに、ちょっとした違和感を覚えます。当時のヨーロッパは「黒人=奴隷」というイメージしかないのですが、過去に王室に登用された実例があったのでしょうか? 織田信長に仕えた弥助のように。でもまぁ、仮に時代考証的におかしくても、「時代の要請」的にはアリなんでしょうね。政治家のクオータ制みたいに一定の割合で黒人を出演させなければ、世間が納得しないという現状が。まぁ、日本の時代劇だって、多分昔の人が見たら首をひねるシーンばかりなんでしょう。時代考証云々を持ち出してひねくれた屁理屈をこねるよりも、まずは作品世界にのめりこんで心から楽しむ姿勢が、洋の東西を問わず歴史を扱った映画やドラマを観る上では大事なんだと思います。【中古】 シンデレラ 実写版 ディズニーアニメ小説版104/エリザベス・ルドニック(著者),橘高弓枝(訳者) 【中古】afb