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カテゴリ:音楽
今回は、大好きなチェンバリスト曽根麻矢子さんを迎えての演奏会。
指揮者の工藤俊幸さんにお願いして、ゲネプロも拝見させていただきました! 曽根さんにお会いするのは2度目なので、少しは落ち着いていられるかな~、と思いましたが、実際に目の前にすると、やっぱりテンションが上がりすぎて変になってしまいました(笑) 曲はプーランク作曲チェンバロと管弦楽のための「田園のコンセール」。 初めて聴いたのですが、とてもカッコイイ! 新古典主義、ということで、バロックではなく古典でも現代でもないけれど、懐かしいような新しいような、時にはジャズのようなポールモーリアのような(笑)不思議な感覚の協奏曲。大きなホールでPA付き、というのもどんなふうに聴こえるのかな??と思いましたが、ゲネプロで耳が慣れたこともあり気になりませんでした。 決然としたバッハを弾くイメージが強い曽根さんですが、この曲では快活で生き生きした躍動感とピーンと張り詰めた緊張感、見事なダイナミクス、明暗や静と動が手に取るように伝わってきました。 「チェンバロにできないことは何一つない!」ときっぱり言い切る曽根さんだからこその、素晴らしい演奏!本当に大拍手でした! 演奏会後の交流会で、曽根さんはご自身のチェンバロを弾くきっかけのお話をされました。 バッハが好きでピアノで弾いていたけれど何かしっくりこなかったこと、初めてチェンバロを弾いた時「なんだ、私はこの楽器を弾くために音楽をやっていたんだ!」と思ったこと、そして一瞬でチェンバロに恋をした、ということ。 大変おこがましいのですが、実は私もとてもよく似た状況からチェンバロを始めました。 曽根さんにお会いした興奮と演奏の余韻の残るところにこのお話・・・。 もう何だかたまらなくなって、涙をこらえるのが大変でしたf^-^; 大学に入学し初めててチェンバロに触れた時の感動や、音楽への夢や希望に満ちていた自分を思い出して、胸がいっぱいになってしまったのです。 (ちなみにこの後、ファミレスで晩御飯を食べながら主人にこの話をしたら、ボロボロ思い出し泣きしてしまい「俺が泣かせたみたいだから泣くな」と怒られました) 高校時代は自分がチェンバロを弾くことになるとは思ってもみませんでした。そして、少し前までは、遠い憧れの存在だった曽根さんのレッスンを受講したり、楽屋に伺ってお話させていただけるなんて想像もしていませんでした。 音楽をやっていて、チェンバロやっていて、本当に良かった・・・そう思います。 私が「チェンバロにできないことは何一つない!」と言える日はかなり遠いと思われますが(笑)これからも細く長く頑張ろう!!と決意を新たにした夜でした☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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