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カテゴリ:音楽
今年も行って来ました新潟古楽フェス! 朝早い電車に乗り込み、最終で夜中に帰る、という日程も全く苦にはなりません。 大都市においては古楽のコンサートは今やそう珍しいものではなくなりましたが、地方に住む者にとっては毎回出かけられるわけでもなく、まだまだ少ない勉強の機会であり、何より楽しみのひとときなのです。 今年も会場を沸かせてくれた開始を知らせるバグパイプ。 バグパイプと言えばアイルランドですが、同じくアイルランドやイギリス古謡のルネサンスハープの弾き歌いがとってもステキでした。 私のイメージで恐縮ですが、歌、声楽、というと多くは華やかで目映い光を放ち、感嘆さらには圧倒されることもしばしば。でもこの弾き歌いは実に穏やかで温かく柔らかい空気を持ち、こちらから耳を傾けて聴きたくなる、寄り添って何だか一緒に口ずさみたくなる、そんな歌声と演奏でした。曲自体が持つ雰囲気もそうですが発声が違うのかな??とにかく癒されました~。 さていよいよ本題。2、3、4台のチェンバロの合奏、鍵盤楽器祭り(勝手に命名)です! オルガン、チェンバロ、クラヴィコードが一堂に会し、その音色それぞれの持ち味を堪能できるなんて凄いんですよ~!クラビコードはゲストの筒井一貴さんの演奏、しかもなかなか聴けないハイドンで興味深かったです。 そして・・・ 左奥イタリアン、右奥ジャーマン、左手前フレンチ 右手前フレミッシュ チェンバロと言えばその音色はもちろん美しい装飾も見所のひとつ。 製作者と楽器オーナーの個性が出るローズと響版絵をご覧下さい~。 久保田氏作製のフレミッシュは越後の花、堀氏作製のフレンチは薔薇と天使。 合奏はいろいろな意味で大変そうでしたし、苦労されたと伺っていましたが、複数のチェンバロならではの醍醐味を感じる演奏。きっとアレコレと意見を出し合いながらみんなで作り上げる過程も楽しいんだろうな~と思いました。 午後1時半開演の6時半終演と長丁場、観客にとっては少々休憩が長いかもしれませんが、出演者にとっては調律や諸準備に必要な最低限の時間でしょう。皆さん本当にお疲れさまでした。 ステキな時間に感謝!来年も楽しみです♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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