「仕事の話(31)」
ネオジム磁石製品 「仕事の話(31)」「レア・アースとの取り組み(31)」「レア・アースPR活動(6)」 (つづき) 〔主な希土類元素応用の歴史〕 年代 用途 使用材料 効果 1885 ガスマントル 酸化セリウム 人類に光をもたらしました 1903 発火石(ライター石) 希土類金属 人類に簡便着火具をもたらしました 1940 アークカーボン 希土類フッ化物 探照灯、映画映写機の明るい光源 1935 鉄鋼改質 希土類金属 寒冷地の石油パイプラインが出来ました 1948 ノジュラー鋳鉄 希土類金属 脆かった鋳物が強靱になりました 1955 板ガラス研磨剤 希土類酸化物 磨き板ガラスの生産性が飛躍的に向上。自動車フロントガラス研磨、レンズ磨きにも応用 1960 光学レンズ 酸化ランタン 超高純度酸化ランタン含有高屈折低分散カメラレンズ発明。日本のカメラが世界倦席 1960 セラミックコンデンサー 酸化La,Pr,Nd 小型高性能化、圧電素子、センサー、サーミスター、バリスタなどにも応用 1961 石油クラッキング触媒 希土類化合物 希土類ゼオライト触媒でガソリン高効率製造 1964 カラーTV蛍光体 酸化Y,Eu 高輝度赤色蛍光体。色が鮮やかになった 1964 ガラス消色 酸化セリウム 窓ガラスが無色透明になった 1975 高性能永久磁石 サマリウム Sm-Co磁石でウオークマンが出来た 1981 自動車排気ガス触媒 酸化Ce,La カリフォルニア規制がクリア出来た 1985 高性能永久磁石 Nd・Pr 最高性能のNdFeB 磁石が発明され、電子機器の超小型化に貢献している 1990 Ni水素二次電池 希土類金属 Ni希土類合金の水素吸蔵能を応用して電極に使用、安全性の高い2次電池開発 (つづく) <昨日は「世界一周レア・アース調査旅行」のDVDを見て、あれやこれや想い出していました。 今朝は快晴。放射冷却で冷えて、霜が降りているが日照ですぐ溶けた。3℃73%だが気温は上がるだろう。電線に山鳩のつがいが停まり、「ホウ・ホウ・」と鳴いている。仲の良いことだ。>