[1995年 神戸大震災](5)
火災が発生して大惨事となった、須磨区権現町の災害跡 [1995年 神戸大震災](5)(つづき)大震災緊急対応行動[状況確認] 同居家族安全確認 懐中電灯入手、ポータブルラジオ入手、聴取。 ガス元栓、ガス漏れ確認。電気器具、ストーブ確認。[二次災害防止・応急処置。通路確保。二次災害防止完全処置] 落下物除去。通路障害物除去。足場整理。ガラス破損物除去。 戸棚扉固定、タンス引き出しなど固定。[ライフライン確保] ・停電対策 懐中電灯、キャンピングライト、石油ランプ確保。 電池ストック確認。ローソク確保。 ・断水対策 水タンク確保(バケツにポリ袋でOK)。水場確認。 ・停ガス対策 ポータブルガスコンロ、カセットボンベ確保。 ・暖房対策 石油ストーブ、灯油確保 ・洗濯、入浴対策 コインランドリー。入浴可銭湯、ヘルスセンター、旅館。 ・通信手段対策 ポータブルラジオ、テレビ。 電話、携帯電話は駄目を覚悟。しかし発信は市内から市外には案外かかった。友人からTVの「唐櫃台避難勧告」を見て、安否確認の電話あり。TV情報の偉大さを知る! ・移動手段 使用可自動車、バイク、自転車確保、ガソリンチェック。道路確認、渋滞情報チェック<地震後の回復状況> 神戸市北区唐櫃台住宅団地一戸建て。 1/17 5:46 震度7~6地震発生 震源地 淡路北端地下20km M7.2 1/17 昼頃電気回復 1/22 水道回復 2/6 ガス回復<大震災でも幸運> セレンディピティのような努力が実った。・ボーイスカウトのモットー「備えよ常に!」が11年間のボーイスカウトリーダー活動で実践していたお陰で身に付いていた。・耐震構造の家(セキスイハイム)・水汲みバケツのストック・カセットコンロ、キャンピングライト・煮炊きの出来る石油ストーブ・会員制リゾートホテル会員(近くの有馬温泉で入浴無料)・ワゴンタイプ自動車所有{ がんばろや We love KOBE } 後日談:〇震災直後の2月にインドのニューデリー、ジャイプール、バラナシを旅行してきたが、神戸の震災跡と同じような光景をみた。インドでは日常が震災跡のようなところで生活している。2月に起きた東京のサリン事件はニューデリーのホテルで、新聞を見て知った。 〇ようやく復旧した阪急電車三宮駅のホームで東京TVのインタビューを受けたことを思いだした。「細切れでも電車が動いてくれて助かります・・・(石屋川までしか開通していなかった)」と答えたのを覚えている。後日、同窓会で会った東京在住のクラスメートから「山本がTVに出ていたのでびっくりした」と言われて驚いた。TVの偉大さを知る。 <今朝は雲一つないスカッとした快晴。風もなく穏やかな天気だ。放射冷却で冷えているが3℃75%だ。庭の大輪咲椿の蕾が膨らんできた。着実に春は近づいている。>