129617 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

GF-T1S16L4

GF-T1S16L4

Freepage List

Calendar

Category

Recent Posts

2006/04/24
XML
2回目のお話しはグループNについて。
言いたい事殴り書きしたら、エライ内容になってしまった(笑)
お時間の許される方は、お付き合い頂けると嬉しいかな^^

【グループN(Gr.N)】
FIAの定めたレギュレーション(規則)に則り、ホモロゲーション(公認)を受けた車両規格のカテゴリーのひとつ。
プロダクション・カー(Production Cars)と呼ばれる事もある。

Gr.Nホモロゲを受けるには、まずGr.Aのホモロゲを取得しなければならない。
よって12ヶ月間で2500台以上生産された車両である等のホモロゲ取得条件は、Gr.Aと一緒。
どうもメーカーではGr.AとNを同時に申請しちゃう場合が多いみたい。
Gr.Aでホモロゲ取得出来た車両は、同じ内容でGr.Nのホモロゲ取得出来るシステムだからね。
ちなみに、Gr.NでWRCに参加する際に準備するホモロゲート・シートもGr.Aのモノが共に必要になる。

ベース車両の改造範囲や交換可能部品はGr.Aより狭く少ない為、より市販車に近い仕様となる。

Gr.Aでホモロゲ取得した部品をGr.Nに使用出来る場合もあるのがヤヤコシイところ。
まあ、改造範囲の詳細は無視しても充分WRCを楽しめるので良しとしましょう(笑)

興味がある方はWRC JAPANの公式HPを覗けば、「Gr.Nに関する特別規定」の訳文が掲載されています。そこで掲載されている専門用語のVFやらVOやらは、後日解説予定です(笑)

Gr.Aもそうだが、Gr.Nではより高性能な市販車が選手権で有利に走る事が出来る。
と言っても、市販車がそのままって言う訳にもいかないんだよね(笑)

エンジンには32Φのエア・リストリクターの装着義務がある。
ロールケージ、バケットシート、消火設備等の安全装備の義務化等が必要になる。
やはり交換・追加装備する部品についても全てホモロゲ取得品であることが条件だけどね。

ちなみに、マフラー、純正型エアクリーナー、サスキットは交換可。
意外かもしれないが、近年徐々にエンジン本体以外の改造範囲は広がっている。
そして、スポット溶接によるボディの補強(剛性アップ)は許される。

06年からはレーシングブレーキの装着が認められたり、
サスのマウント位置も上げられる(足回り性能アップ)ようになった。
これは年々市販車の性能が上がる事によって走行速度域も上がる事になり、
安全性がより必要になった為。
更に、電子デバイスを装備したベース車でホモロゲを取得するので参加車両は高額になったお陰で、Gr.Nの最高クラスN4ではインプとランエボだけのラインナップという事態に陥っている。
ちなみに、PCWRCで勝とうとすると仕上げるまで1000万円以上は必要となるらしい。

しかし、エンジョイ派のプライベーターでも参加出来るレベルで仕上げられる事もまた事実。
FIAプライオリティなどのシードとか、ドライバー自身に条件が掛かっちゃうラリーが多いけど。。。

PCWRCの車両規定はGr.Nに準じるモノとなっており、
ここがWRカーやスーパー1600マシン達のキットカー規定とは違うところ。

Gr.Nも総排気量により、1~4のクラス分けがされている。

Gr.NもA、Bと共に制定(1982年)され、ラリーの底辺層を支える目的で発足したものだった。
制定当時は、唯一賞典が掛かっていないカテゴリーだった為(Gr.AにはグループAカップがあった)に
完全にスポット参戦のエンジョイ派の為のカテゴリーだったというワケ。

変革の時期が来たのはGr.Aと同じく1987年の事で、Gr.Bが廃止になりGr.Aがトップカテゴリーに躍り出た為に、続くGr.Nにもプロダクションカー・カップという選手権が掛けられた。
そして90年代に入り、ホモロゲ取得台数も2500台に落ち着くと、ハイスペックなマシン達が賑わせ出した。
出走車両もインプやランエボの他に、デルタ、エスコートRSもGr.Nで走っていた。
マツダのファミリアもこの時代に走っていたんだよね。

しかし、やはり歴史は繰り返す(笑)

当時は、WRC全戦がプロダクションカー・カップのポイント対象だった為に年間優勝するには
チーム運営のコストがエラク掛かってしまう様になっちゃった。
加えてマシンはハイスペック化し出してるんだから、お金が掛からない訳が無い(笑)

加えて、93~99年に行われたF2選手権に有力ドライバーや資金が流れ出したコトもあり、
だんだんとプロダクションカー・カップは勢いを無くしてしまった。

とどめは01年に行われたスーパー1600という新カテゴリーの存在。
このカテゴリー。世界選手権であると同時に、将来WRCのステアリングを握るであろう若手の育成の趣旨があったから、さあ大変。
ワークスは力入れるワ、WRCを目指すドライバーはみんな行っちゃうワの大騒ぎ^^

困ったFIAは、02年からプロダクションカー・カップを新たに世界選手権に格上げし、
PCWRCを発足させたのだ。
初めてGr.Nがドライバーのシリーズ登録制及び特定のイベントに限定参加する選手権が生まれたというコトになる。
02年当時は、ポイント対象イベントも8戦中6戦を任意に選択出来るシステムだった為、チーム運営コストも抑えられ、選手権登録人数も増加した。

しかし、Gr.Nの最大の問題点は消え去った訳では無い。
最大の問題点とは、WRCへのステップアップには一役買ったいないという事。
有力な若手は相変わらずJWRCに参加してるしね。

ちなみに、Gr.NからWRCに這い上がった有力なドライバーは帝王トミ・マキネンただ一人だけ。
あ、クリスチャン・ソルベルグもPCWRCに参加してたね。・・・彼って、有力かな?(笑)

あとは、み~んな前輪駆動車を使ったGr.Aから育って来ている。

ま、いずれにしてもGr.NもGr.Aも無くなっちゃう訳だから、、、
そんなに頭悩ませる必要も無くなったんだわな(笑)

 ※追記
   チェビー(クサビエ)・ポンスも04年からPCWRCに参加しておりました。
   05年のシーズン途中で、クロノス・レーシングのクサラWRCに専念した模様です。。。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006/04/25 01:33:01 AM
コメント(2) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
別の画像を表示
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。


Re:WRCちょいとした話し  その2(04/24)   .あかね. さん
ふむふむふむ‥
時間があんまりないので流し読みしたらやっぱダメだ~^^;
明日またもう一回読もうっと♪

そうそう、、関係ないですがうちはマツダ車なので
またマツダがやる気になってS2000でアクセラでたら応援するやろな~と思います。
で・も!WRC存続が希望ですが。。 (2006/04/25 02:57:41 PM)

Re[1]:WRCちょいとした話し  その2(04/24)   GF-T1S16L4 さん
.あかね.さん
>ふむふむふむ‥
>時間があんまりないので流し読みしたらやっぱダメだ~^^;
>明日またもう一回読もうっと♪

ごゆっくりドウゾ^^
自分でも読み直すと読みづらいコトが判明(泣)
文章書くのは、思ったより難しいなぁ(笑)

>そうそう、、関係ないですがうちはマツダ車なので
>またマツダがやる気になってS2000でアクセラでたら応援するやろな~と思います。
>で・も!WRC存続が希望ですが。。

どんどん応援しちゃって下さい♪
私もプジョーがS2000に参加するので、今後が気になりまくりデス。。。
モチロン!WRC存続は第一です^^

(2006/04/25 05:29:02 PM)


© Rakuten Group, Inc.