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ごはんぢから ~武蔵野婦人の厨房から

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カテゴリ:旅の食卓から
ソーセージ。
ああソーセージ、ソーセージ。

ソーセージよ、きみはこんなにうまい食べ物だったのけ?

…なーんてことを再認識させてもろた今回のドイツ旅。
とはいえ、そんな食を心底楽しみながらも
どうしても気になって仕方がないのが、このドイツという場所の名物料理は
なぜにここまですべて保存食なのか? ということ。

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ソーセージ
ハム
なんにでも山盛りついてくるジャガイモ(保存性が高い野菜じゃ)
ザワークラウト
スモークサーモン
にしんの酢漬け
アイスバイン
そしてドイツパンも固くて長く保存できるすっぱいパン。

農業国で、有機農法だって今はとっても盛んなこの地域。
それなのに、新鮮な食材をあぶったりゆでたりしてさくっと食べさせる
なんて料理はまったく見かけません。
一冬長ーく食べ続けられる腐らないごはんばっかり!!!!!

日本で食べたらちーっともおいしいと思ったことのないこれらの料理。
でも、ドイツで食べたらおいしい。
なんでかな? と思っていたのですが
これらの保存料理。工場で作られる大量生産品じゃないんですね。
お肉屋さんや街のパン屋さんが作って細かく売っているものが多い。

アメリカのソーセージがちっともおいしくないのは
そして日本のスーパーのソーセージがちっともおいしくないのは
みんな工場で作られて真空パックで輸送されてくるから。
保存食だって生活圏で作ったものはおいしいのね、きっと。

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ってなことで、また朝食の写真でごめんよ。
このスモークサーモンがうまいこと!

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見てちょ! このにしんの酢漬けのでかいこと!
街中のホットドックショップでは、ドイツパンの間にこのにしんの酢漬けだけを
はさみこんだバーガーを売っています。そしてそれを、うまそうにみんな食べています。
うぎゃー!
にしんの酢漬けパン。
考えたくもないが、でも食べたら酢が浅くて、とても新鮮な感じでうまい!
こうした燻製や酢漬けの魚たちの種類もとても多く
そんな魚さんたちにつけるタルタルソースやカクテルソースが豊富に用意されていて
これがまた絶品!

朝ごはんに魚。
日本人としては元気が出るメニューなんだなあ、ということを痛感。

========================

さて、そんなドイツの保存食文化。
なんといっても一番の立役者はソーセージでありましょう。

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どこで食べてもんまい!
ベルリンの街中には、IMBISSというこんなスタンドがあちこちに建っています。

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これは、KA DE WE デパート前に立つ、お肉屋さんの経営する有名なIMBISS。おいしいと評判とかで、ベルリン子でいつもいっぱい。
普通のソーセージやホットドックも売られていますが、ベルリン名物といえば、このカレーブルストです。

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ソーセージをグリルしたものを細かく切って、たっぷりのポテトフライトともに盛り付けたら、大量のケチャップをかけて、カレー粉を振りかけてくれます。
ベルリンの街にはオープンカフェはほとんどないのよ、と前回書きましたが、このIMBISSがある場所だけは、青空の下、ソーセージをつつきながらビールを立ち飲みする人たちの風景が。

ああ、幸せ。

女の子だって、おばさまだって、お口をケチャップで赤くしながらジョッキのビールを飲んでいます。

味?

味は、ソーセージにケチャップとカレー粉がかかったもん>笑 それだけ。
でもさ、そんなのがうまいのよ。
シンプルイズベスト!

そんなカレーブルストをつついたあと、地下鉄に乗ってホテルに戻ります。

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めずらしく、若者っぽいよれた男子をみつけて、ついパシャリ。

ベルリンのビジネス街を通ってここまで来た間、目にしたのは無駄なくらいに(笑)かっちりスーツやコートをきこなした男子たち。
ドイツの男の子たちは、みなでかい。
っていうか、この人たちって、たぶん着崩せないんです、きっと。
だから、おしゃれなのか? といえばハテナマークが飛び交います。
売ってる服は見事に、黒だらけです。
そして差し色は赤。
黒と赤の組み合わせが大好き! な人たちばっかりです。
ベルリンは新進デザイナーも進出しているし、ちょっとばかり変わった服がゲットできるかも? と喜び勇んでいた私は見事に肩透かし。絶望的。

街にはごつくて、いかつくて、若くても意味もなくかちっとした服を着て、髪の毛もきりっと刈りあげている人が目立ちます。
街の洋服屋のラインアップ、おしゃれ度からいけば、絶望的だと私は思うのだけれど
ビジネスマンの風貌なんかを見たら
すっきりしてかっこいい! と思う日本人はとても多いかもしれません。
ブランドでいったら、HUGO BOSS。そうかあ。BOSSのあのむやみにでっかい感じの服って、こういう人たちが着るためのものだったのねー。ドイツ人にはぴったりかも。BOSSのお店ばかりがベルリン中に乱立していました。
BOSS好きな人は、ドイツの男子は好きかもしれません>笑
(あたしゃぜんぜんダメですが>笑)

そうそう、そういえばドイツは自転車の国でもあります。

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ベルリンで痛感したのは

1、自転車は広い広い車道の横の、広い専用自転車用道路がある街で乗るべき乗り物である。

2、自転車はスニーカーではなく、コートやスーツに革靴で乗りこなしてこそ、かっこいい乗り物である。

ということでした。
いい自転車を、かっちり仕立てたコートで乗りこなす長身のドイツ人はかっこいいです。そして、道は限りなく無駄に広い。自転車文化はかくあるべきと思った武蔵野婦人なのでありました。

明日はドレスデンに向かいます。
(世界の車窓から のBGMにて)





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Last updated  2007年11月11日 22時34分01秒
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