ごはんぢから　～武蔵野婦人の厨房から

花散らしの雨で、すっかり桜も終わったと思ったとたん
家の前の緑地の木々に、吹き出物のように（笑）若葉が噴き出してきました。
自然ってすごいですねー。

なんかもう、息苦しくなるほどの芽生えの風景。
日々、窓のむこうの景色が色を変え、形を変え
春だ、春だ、春が来たのだ、とせかされているような気分になります。
うれしくて、わくわくして、気持ちがいい！　
…はずなのに、どこかで不安で憂鬱でからだが重くなることもあって。

この、せかされているような、ざわめいた暖かい新鮮さというのは
元気なときは素敵だけれど、ちょっと疲れているときにはしんどい。
春の野菜には、そんな「春の気分」が詰まっているような気がします。


午前中に車で遠くの歯医者までドライブしたので
帰り道に寄り道をしました。
仙川のクイーンズシェフとＫＡＬＤＩでお買い物。

こういうときに一番楽しいのは、やはり食材のお買い物です。
ああ、お料理好きでよかった、くいしんぼでよかった！＞笑
ブランドものや化粧品買うよりずっと安上がりー。うふふ。



世田谷は結構畑が残っているので、スーパーに地産地消コーナーが結構あるんですよね。この日も農家のおばちゃまが納品に来ていて、お客さんに食べ方とかいろいろ教えてあげていました。こういう場所で買う野菜が私は大好きなのれす。

１００マイルダイエットじゃないけど（住んでる場所の１００マイル以内のものを食べることで、輸送にかかるＣｏ２をダイエットしましょうという、カナダから始まったムーブメントのことですー）、近くで取れたものってやっぱりおいしいと思うの。
食材も、ごはんも、とれたて、作り立てがうまい。

今日手に入れたのは
野せり
こごみ
ラディッシュ
葉っぱがいっぱいのだいこん

せりやこごみのように、ちょっと一筋縄じゃいかない風味があるのが春野菜。
いっぱい山盛り食べるより
ちょこっといただいて
むふふ、と楽しむ。



ということで、外食をやめて自宅で何か作ろう、、、と帰宅。
あまりごはんだけで軽く。。。。。と思ったのですが
しつらえだけ工夫してみることにしました。



武蔵野亭　野菜会席風＞笑

ルクルーゼでたいたあまりごはんをチン。
あとは朝の残りの春キャベツと油揚げの味噌汁。
昨日の夜の残りのゆで豚３切れほど。

あとは今日買ってきた春野菜で。
作ったのは



↑↑上左から

・こごみのお浸し
ーおかかとキャベツのうまだれ和え

・ラディッシュとみそ

・野ぜりのピーナツしょうゆ和え
ー軽くゆがいて、ピーナツバターとめんつゆを混ぜたもので和えるだけ

下左から

・ゆでぶたのめんつゆ＋フレンチマスタード和え

・そらまめ

・大粒納豆のごま油と塩和え



むふふー。
とってもシンプルで、どれも量は少ないのですが、おいしかった！
ってか
むちゃくちゃ原価安いのですが
ちょっとした会席カフェにでも行った気分が楽しめました。
ああ、私ってほんとに安上がり。



こんな風に、一人分だけ複数の野菜をゆがきたいときは
フライパンを使うとうまくいきます。
お湯が沸くのも早いし、複数野菜が一度に混ざらずゆでられて便利。
それぞれの野菜ごと、ちょうどいい時間でトングで引き上げていきます。

ひとりごはんでも、会席ごっこで楽しめました。

夜は、山盛りの大根の葉っぱをバーニャガウダ風にいただきました。
大根の葉っぱをイタリアンで食べるとっておきメニューは
以前書いたここを見てねー。
↓

http://plaza.rakuten.co.jp/chugakueigo/diary/200611290002/


春野菜
まだまだ楽しむぞー！