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カテゴリ:青森旅
鬼神社を訪ねるつもりで旅立ったトニー。 途中で気が変わり、 オシラ様のメッカ、久渡寺(くどじ)に 行ってみることにしました。 空には、 今にも降り出しそうな重い雲がかかっておりましたが、 「久渡寺には、返って似つかわしい♪」と思い直し、 岩木山南東の山の奥深く、進んで行きました。 古い蔵が立ち並ぶ集落を抜け、 気分は、徐々に高まっていきます。 そして、道が尽きる、その場所に、 お目当ての久渡寺がありました。 驚いたことに、 1日数本ではありますが、 バスも通っているようでした。 青森県外からの観光客でも、 行こうと思えば、行けます!! かなりディープな青森旅行を お望みの方ならば!! 道が尽きる方向に向かって右側に、 急な石段が…200メートルぐらい? 続いていました。 ![]() ↑かなりブレブレの写真ですが…こんな雰囲気。 登ります。 石段ではありますが、 足元は少し不安定。 途中からは、 靴底の半分ぐらいしか幅がない急な石段などもあり、 足腰の弱いお年寄りだと、 ちょっと無理かもしれません。 ちょっとした山登り気分を味わえます♪ 登り切った所から下を眺めますと、 こんな↓感じです。 ![]() 後で調べてみましたら、 この石段の途中に、本堂があるらしいのですが、 わたしは、登るのに精いっぱいで気づきませんでした。 石段を登った所が、 境内みたいになっておりまして、 さらに、そこから急な石段を少し上がった所に、 津軽三十三観音霊場壱番札所「久渡寺観音堂」があります。 ![]() 観音堂の隣には、 青森県ではよく見かける、馬の神様が、 鎮座ましましておりました。 ![]() ここの馬の神様は、 ずんぐりしていてぇ… かわいい♪ ちなみに、写真の奥に見えるお社が、 「奥の院」だと思います。 さらに隣には、 ちょっと怖いお顔立ちのキツネに守られた、 稲荷神社(?)らしきものがあり、 さらに、隣には、これまた古いたたずまいのお社があり、 その奥には… ![]() 何体ぐらいあったでしょうか? 200~300体の観音様(?)が 祀られて…? 観音様は「祀(まつ)る」とは言いませんね。 奉納されておりました。 ![]() 手前で一礼して、 観音様の隊列の中に足を踏み入れました。 2、3段、上りかけたのですが、 得体の知れない力に押し戻されるような感じで、 後ずさりしてしまいました。 観音様には、 建てた人の名前と住所が刻まれておりました。 「青森市米町 ○○○○」とかね★ 青森市には、もう「米町」という町名はありませんので、 少なくとも、50~60年以上前のものだと思われます。 また、「凾館」とか「札幌」… 特に「凾館」の文字は多く見られました。 青森県ばかりでなく、 北東北一帯、北海道などからも 広く信仰を集めているお寺さんなのでしょう。 辺りは、静かです。 人工の音は、一切しません。 時折、ギーーーーーギギギギギギギギ… …という、ひぐらしの声がするぐらい。 時刻は、夕方の5時ごろ。 ここまで見てきた所が、 久渡寺のメインの見どころだと思いますが、 まだ、山の奥の方にも、 観光ポイント(?)はあるようでした。 でも、距離もあるようでしたし(2キロ)、 時間も時間でしたし、 それに、 わたしのいた所から少し山の奥の方から、 人が歩くような音がしたのです。 こちらに下りてくるような足音。 あ、わたしのほかにも、観光客がいたんだ… …と思って、一瞬、ほっとしたのですが、 その足音がパッタリとやんでぇ… しばらく、人が下りてくるのを確認しようと待ったのですが、 誰も現れず。 何か… いやでしょ? いやな感じでしょ? もしかしたら、その音の主は、 人じゃないかもしれないじゃないですかぁぁ!! クマとかね♪ …ゆ、 …幽霊とかね♪ あ、幽霊といって思い出したのですが、 ここのお寺さんの名物に、 円山応挙の『幽霊の図』があるらしいです。 もとい。 少しゾッとしましてね。 帰ることにしましたよぉ。 石段の手前で、 「おじゃましました。失礼いたします」 と、一礼しまして。 石段を下りながら、 ちょっと思いましたのは、 もしも、10年前の自分だったら、 来れなかったかもしれないな… 足を故障しておりましたので。 いつの間にか、 足の故障も癒えて、 こんな急な山道も歩けるようになった。 できないことばかりに目を向けていてはいけないな。 できることを感謝しなくちゃ。 …とね。 そんなことを考えておりました♪ ↓ぽちっと、盛り上げてくだされぇ~♪ ↓応援お願いなのだ☆ ![]() ありがとうございます。感謝感謝。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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