|
テーマ:暮らしの知恵(119)
カテゴリ:暮らしの知恵
先日、北海道で起きた、 暴風雪による死亡事故を受けて、 テレビのニュース、情報番組では、 暴風雪について、 様々な解説がされていました。 某情報番組で、 「吹きだまり」について、 解説をされていたのでありますが、 その説明内容が、ちょっと違うのでは? …という気がしまして、 ウェブで調べてみました。 その解説をされたのは、 気象予報士の方だったと思います。 でも、たぶん、雪国育ちの人ではないのでしょう。 違和感があったのは、 吹きだまりのできる場所なんです。 例えば、箱型の建物があって、 その建物の西側から強風が吹いているとします。 この場合、どこに、雪が吹きだまるのか? その方の解説では、 風が当たる建物の西側に、吹きだまる★ …ということでしたが、 わたしの経験からしますと、 逆なんです。 吹きだまりは、 建物の東側にできる★ で、調べてみたわけでございまする。 ウェブでも、 いろいろな説明がされておりましたが、 総合してみますと、 上の条件の場合、 建物の西側に吹きだまる場合は、 建物から少し離れた場所に、 丘状の物ができます。 その建物に人が住む場合、 問題になってくるのは、 やはり、建物の東側にできる吹きだまりのようです。 風上とは逆の面にできる吹きだまりは、 量も多いですし、 しかも、建物にへばりつくように堆積します。 つまり、この場合ですと、 建物の東側に出入口がある場合、 ドアが吹きだまりで、開かなくなる★ …家の中に閉じ込められる★ …などの障害になります。 だいたい、暴風雪は、 西、あるいは、北西方向から吹くことが多いので、 建物を建てる場合、 反対の東側、南東側に、出入口を設けますと、 吹きだまりの障害を受けやすくなる★ …ということでございまする。 なので、雪国の家では、 玄関の扉の外に、 「風除室」と呼ばれるスペースを 造っている家も、多く見られます。 風除室の扉は、引き戸になってます。 外開きのドアでは、 吹きだまりで、開かなくなってしまうことがあるためです。 ちょっと文章だけでは、 イメージしにくいかもしれませんが、 人がその建物に入る場合、 まず、風除室の引き戸を開けて、 風除室に入りますと、 すぐ、外開きの玄関ドアがあり、 そのドアを開けて中に入ると、 そこが、玄関★ …というイメージです。 最後に、ちょっと追記です。 吹きだまりは、 風下側の面にできやすいことは、 間違いないと思いますが、 諸条件によって、複雑に変わります。 必ずしも、そうならない場合がある、 …ということも、お断りしておきまする。 あと、屋根の上から張り出すように堆積する雪、 いわゆる「雪庇(せっぴ)」も、 風下側の屋根にできやすいです。 雪国で、家を建てる際には、 ここらへんの所、十分に考えられたほうがいい★ …と思います。 ↓人気ブログランキング「青森県」現在第1位。 ありがとうございます。感謝感謝。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[暮らしの知恵] カテゴリの最新記事
|