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パナのスマホ、どん底からの復活はあるか 個人向けは風前の灯火
![]() ■NTTドコモにはしごを外されたパナソニックです。 ご存じの通り、ドコモは、ソニーとサムスンを端末器のパートナーに選びましたので、パナソニックとすれば自分で売らなければなりません。 同情いたしますが、それまでドコモの傘の下でぬくぬくと商売をしてきたわけですから、下請け切り離しの事態が予想できなかったわけではないでしょう。文句は言えません。 だってそれまでパナソニックが散々やってきたことですから。 ■パナソニックが思い描くのは、パソコンの世界でレッツノートを成功させたような、法人向けのニッチ市場に特化することだということです。 確かにレッツノートは、ビジネス仕様としてのブランドを築き、個人用よりも高い価格で販売することに成功しています。 ずいぶん利益を出しているんでしょうね。 それを携帯端末でもやってしまおうというわけです。 ■法人といっても多種多様です。 製造業、建築業、小売業、運輸業、農業、漁業。それぞれの現場で求めているものは違うはずです。 だからまずは各業界のニーズを調べるところから始めるのでしょう。パナソニックグループ内の法人営業部隊に協力してもらえばいいわけです。 漁業に特化した携帯電話なんて面白いかも知れませんね。魚群探知機や運航管理システムと連動し、もちろん防水、長時間電池、衛星電波対応です。 ここまでニッチを狙う覚悟があるなら大したものですよ。 ■ただパナソニックなりの規模を考えると、やはり、一般事務職が使用する端末ということになります。 テレビ会議やグループチャット機能、予定表や業績管理との連動などですか。 これらはiPhoneと既存アプリで対応できそうですが、社内で一律に導入するとなると便利です。 営業向けの場合でしたら、営業行動管理システムが入っていれば需要がありそうです。 ソフトは、グーグル系のセールスフォースあたりと組むのかな。 販売管理、日報、実績確認、商品情報確認、在庫管理などがスマホに入っていれば、これは楽ですね。 通話などは当然、オンラインの無料通話になるでしょう。そうじゃないとダメです。 これら端末とソフトを一体でメンテしてくれるのであれば、それなりに顧客価値が作れそうですよ。 こうして考えてみると、法人特化しても、需要はありそうですね。 さて実際、どのようなものが出てくるのか。楽しみにしたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 7, 2013 11:20:38 AM
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