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テーマ:映画館で観た映画(8351)
カテゴリ:洋画(ま行)
監督 : ソフィア・コッポラ 出演 : キルスティン・ダンスト 、 ジェイソン・シュワルツマン 、 ジュディ・デイヴィス 公式サイトはこちら。 <Story> オーストリア皇女マリー(キルスティン・ダンスト)は、 14歳にしてフランス王太子ルイ16世(ジェイソン・シュワルツマン)の元へ嫁ぐことになった。 結婚生活に胸を膨らませていたが、 待ち受けていたのは、上辺だけ取り繕ったベルサイユ宮殿の人々と、 愛情のない夫婦生活。 ルイは必要な事以外はマリーと口もきかず、 同じベッドに寝ていても、指一本触れない。 愛情深く育ったマリーだったが、悪意溢れる噂に傷つき、 やがて贅沢なドレスやパーティーに心の安らぎを求めるようになる。 (以上、goo映画より) マリー・アントワネット - goo 映画 <感想> まあ、ソフィア・コッポラなんで、 誰もまともなマリーだとは思いませんよね^^ 何といっても出だしの音楽! バリバリロックだし(笑 ありえませんよね・・・ しかもブリティッシュロックかしら。 でもってセリフも思いっきり英語だし(笑 ソフィアは、 「この映画は、徹底的にマリーの目線で撮ろうと思った」 と、述べています。 マリーの目線・・・ 14歳でフランス王妃となること。 それは想像を絶する体験だったに違いありません。
14歳。 まだ子どもですよね。 一夜にして権力者となり、注目を浴びる。 そして宮中の奇妙なしきたり、世継ぎをせかされる辛さ。 どこにも逃げられない環境の中で、 何かはけ口を見つけないと、やってられないよね!? それを夜毎のお遊びに費やす彼女。
いわゆる、世界史で習う、「フランス革命」的な表現は一切なし。 そんなドロドロチックなことはマリーの頭の中にはないのです。 子どもには先が読めないのです。 なので、ラストシーンの終わり方も、 評価は分かれると思いますが、 私はあれでいいと思います。 ベルサイユを脱出し、「お別れを言うの」と無邪気に窓の外を見つめるマリー。 暴徒に発見されて連れ戻され、 牢獄に幽閉され、 ギロチンにかかる運命だということなど、 知る由もないのですから。 それにしてもよくルイ16世役を見つけたなあと感心(笑 優柔不断、夜の生活が7年間ない(!)、 いじいじした感じの役、お見事(笑)です。 マリーのキルスティン・ダンストは、 ソフィア映画では常連です。 『The Virgin Suisides』でも、インパクトのある役を演じていました。 きっとソフィアの世界観にマッチしているんでしょう。 「王妃というよりは、おつきの者という感じ・・・?」 と、最初は思ってしまいましたが、 だんだんと気高さのような表情が見えてきたのはよかった。 14歳の皇太子妃、やんちゃな部分があって当たり前。 なので彼女でよかったです。
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