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テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:中国・香港映画、その他の映画
原題: 不能説的・祕密 監督・音楽・出演 : ジェイ・チョウ 出演 : グイ・ルンメイ 、 アンソニー・ウォン 鑑賞劇場 : CINECITTA 公式サイトはこちら。 <Story> ピアノを学ぶために音楽学校に転校してきたシャンルン(ジェイ・チョウ)は、取り壊しを待つ古い校舎の音楽室で、美しい曲を弾くシャオユー(グイ・ルンメイ)と出会う。 彼女のミステリアスな魅力に惹かれたシャンルンは、その日以来、音楽や家族の事を話すうちに心を通わせていく。 ある日、ピアノバトルに挑む事になったシャンルンは、見事な即興演奏で会場を魅了、対戦相手からある貴重な楽譜をもらいうける。 翌日、その楽譜をシャオユーにプレゼントするのだった。 言えない秘密 - goo 映画 <感想> 『王妃の紋章』での、一途で真剣な演技がとても印象に残ったジェイ・チョウ。 『カンフー・ダンク』の字幕版が観たいなあ・・・ と思いながらも、あまりの上映館の少なさにメゲて見送ってしまいまして、おまけにこれも今週でチッタでは終了になってしまうと聞き。。。 これだけは行きたい!と必死に行きました。この日の2本目。 どちらかというと、こういうラブ系のほうが好きなだけに、楽しみにしていました。 何しろ、『王妃・・』で初対面なだけに、台湾のアーティストとしての彼の顔は知りませんし、映画界での活躍ぶりも正直よくわかりません。 それでも、あの真っ直ぐさに惹かれて、ついつい見てしまったのですがこれがすごい。 監督をし、音楽をし、そして主演まで。 原案も彼だそうです。 音楽高校出身だそうで、もうピアノのシーンなどは完全にスタントなしで弾いていたような雰囲気でした。 ここまでマルチなアーティストって日本にいたでしょうか?? ジェイの、スーパースターと言われる所以を見ましたし、彼の才能も十分に見ることができます。 オリジナルストーリーもジェイの手によります。これもすごい。 プロットがしっかりしているんです。 何故、「言えない秘密」なのか。 時系列を超えた設定、それにまつわる仕掛け、二重三重に張られた伏線。そこに音楽をうまく絡めていってますし、出てくる音楽自体もまた、それぞれの属性を生かした選曲です。 そこまで計算されているなんて。。。 すごすぎますよ。
お相手の、グイ・ルンメイの魅力も映画を引っ張っていました。 昔で言うと誰なんだろう? 繊細であり、かつ美しく、日本で言えば百恵ちゃんの初期のころのような、あの翳りを持ち合わせている女優さんでした。 そしてもう1人のヒロインである、アリス・ツォンもまた、グイ・ルンメイとはまた一味違う魅力でした。 グイを百恵ちゃんに例えたのなら、アリスは南沙織といったところかな?? (→ 古い?) 謎めいた、しかしながら抗いがたい魅力を持つグイと、どこまでいっても快活で可憐なアリスです。もうジェイは「両手に花」状態で・・・。役得、でしょうか(笑 何でもこの2人の女優さん、台湾での「彼女にしたい映画女優ランキング」のワンツーフィニッシュだとか。 他にも、主だった配役だったり、カメラ位置に入る範囲の女子高生役はみんな美人だけだったような気がしたけど(笑) ここのところはご愛敬?? 自分で作っている映画ですから、そのくらいの理想?は実現させたかったのでしょうか(笑 でも、グイとジェイの連弾シーンなどは実際に彼女も弾いていましたし、その難解な楽曲を弾きこなしているだけでも、彼女も立派な実力を持っています。 そんなこんなを考えたとしても(笑)ジェイの才能は素晴らしいですし、この映画、一見の価値は十分にあると思いました。
今日の評価 : ★★★★☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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