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テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:洋画(さ行)
原題: JULIE & JULIA 監督・脚本・製作 : ノーラ・エフロン 出演 : メリル・ストリープ 、 エイミー・アダムス 、 スタンリー・トゥッチ 、 クリス・メッシーナ 、 リンダ・エモンド (TOHOシネマズ1か月フリーパス鑑賞 22本目) 公式サイトはこちら。 <Story> 1949年、ジュリア・チャイルド(メリル・ストリープ)は外交官の夫ポール(スタンリー・トゥッチ)の任地パリで、芸術的なフランス料理の洗礼を受ける。 好奇心旺盛で食べることが大好きなジュリアは、大胆にも名門料理学校コルドン・ブルーのプロ養成クラスに飛び込むのだった。 それから半世紀を経たニューヨークで、ジュリー・パウエル(エイミー・アダムス)は夫エリック(クリス・メッシーナ)に励まされながら、ジュリアの著した料理本の全レシピを1年365日で制覇し、ブログに掲載することを決意する。 ジュリー&ジュリア - goo 映画 <感想> 今年日本公開の、『ダウト ~あるカトリック学校で~』でも共演済みのメリル・ストリープと、今が旬のエイミー・アダムスという2枚看板を配した作品。 しかもお料理ものということで、これは幅広く女性にウケそうです。 水曜日にたまたまシャンテの前を通りかかったのですが、全部の回で多分満席の勢い。。。 ですのでもう1つのところで観賞しました。 レディースデーを外したので人も少なめ、座席は広くて快適。 これがTOHOパスポート最後の1本でした。 ジュリア・チャイルドって、日本で言うなら誰なんだろう? と考えたとき、真っ先に頭に浮かんだのは城戸崎愛さん。 「ラブおばさん」ですね。 子どものころに家にあった料理の本が彼女のものでした。 コルドン・ブルーで学んだというのも共通点です。 未だに作ったりするなあ。 そういう風にアメリカ人の中に位置づけをしてきたのが、このジュリア・チャイルドなんでしょうね。 ともかく初めてのことをするのは大変なことで、風当たりも強いし妨害も入る。 そして昔のことですから、女性たちは夫の環境に左右されたりもする。 生活の中で、必死に自分らしさを見つけていこうとしたジュリア・チャイルドの開拓精神には頭が下がります。 メリル・ストリープは、映画の中のジュリア・チャイルドと似せようとしていたと思うんですが、仮にそうだとして、あの陽気であっけらかんとした性格が幸いしたのかもしれません。 そして、夫のポールの応援も重要でした。 夫の応援がなければ、妻は仕事ができないと思うんですよね。 そういう意味で、妻を尊重したポールはカッコいいし男らしい。 このポール役のスタンリー・トゥッチがすごく素敵! セクシーな俳優さんでした。
俗に「三大欲」という言葉があるように、食欲と性欲が微妙に絡んでいるところがこの映画の面白いところで、ジュリーもジュリアも大いにどちらもエンジョイしているのをさらっと描いているところがお茶目な感じ(笑 『eatrip』でも、UAさんが同じようなことおっしゃってましたしね。 最初は、ジュリーのストレス解消の料理と、自分探しを結びつけた発想から始まった企画ですが、ともあれ毎日料理をすることは大変なことで、しかも本格レシピを時には1日2種類近くも作らないといけないという縛りは、どこかしらにシワ寄せが出そうな感じはする。 ただしそれはblogという公開された場所だから、誰かが読んでくれているからという気持ちがあり、ドキュメント方式のblogだとそれがいい意味でもノルマにもなったりする。 ジュリーのblogには、意外と個人的なことを書いている割合が多そうと思うんですが、有名人は個人を特定されてもいいのかもしれませんが、単なるblogerはそこまでしてもいいものなのか? とも感じる。 ジュリーもジュリアと同じように割とお気楽なタイプ? だからこの企画が続いたのかもしれません。 料理に規制はなく、キッチンは誰も見てないんだから、自由に気楽に作っていいという姿勢は聞いててホッとします。 強いて言えば、ジュリアがジュリーを本当のところはどう思ってたのかも知りたかったところなんですが、それは差し障りがありそうな気もしますので、ここはサクセスストーリーとして楽しんでおいたほうがよいのかもしれないです。 単純に女性たちの生き方としては楽しめたように思いました。
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