『アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~』 (2008) / 韓国
原題: ANTIQUE監督 : ミン・ギュドン 原作 : よしながふみ 出演 : チュ・ジフン 、 キム・ジェウク 、 ユ・アイン 、 チェ・ジホ 、 アンディー・ジレ 鑑賞劇場 : 109シネマズ川崎公式サイトはこちら。<Story>甘いものが苦手なジニョク(チュ・ジフン)は、「女性客が多い」という理由で洋菓子店アンティークを開く。パティシエとなったのは、イイ腕を持ちながら恋愛絡みのトラブルが絶えない“魔性のゲイ”ソヌ(キム・ジェウク)。 高校時代、ジニョクが手酷く振った相手だ。さらに元ボクサーのギボム(ユ・アイン)、ジニョクに忠実に仕える幼なじみスヨン(チェ・ジホ)も加わり、店は軌道に乗り始める。そんな矢先、町では子供の連続誘拐事件が発生。次第に、ジニョクの幼い頃の悲しい記憶が甦る…。アンティーク~西洋骨董洋菓子店~ - goo 映画<感想>『チェイサー』に続けて韓国映画。 原作、テレビドラマ一切見ていないので、これは正直鑑賞どうしようかとかなり迷いましたが、まず美味しそう(笑) なのと、先ごろ麻薬でチュ・ジフンが逮捕されてしまったということもあり、彼の作品を観る機会がこの先当面の間なさそうな感じがしましたので。 待機作『キッチン』も予告が何となくいい感じで、ポスターも可愛く、シン・ミナちゃんも好きなので観たかったのですが、この公開も当面延期ということですし。。。(なぜか試写会の応募があるところとないところがあるのが不思議なんですが)ちなみに「宮」「魔王」は未見。全体的にふんわりとした感じ、というのは予想通り。 少女マンガの世界。画面全体やセット、小物、そして何よりもケーキがどれもこれも何と美味しそうなことか。。。(笑「西洋骨董洋菓子店」というサブタイトルによく合っています。ジニョクやソヌの演技も自然と優しめなあたり、女性を意識した作りですね。最初、ソヌの「魔性のゲイのパティシエ」っていう設定がどうにも??? だったんですが、不思議と観ているうちにソヌが可愛らしく見えてくる(笑) 彼はモデル出身だそうです。 このあたりのキャスティングもうまいですね。(C) 2008 Showbox / Mediaplex, Inc., United Pictures, SooFilm & ZIP CINEMA. All Rights Reserved元ボクサーのギボムくんは最初から最後まで食べっぱなしでしたが、NGもあったでしょうからそれを入れるとかなりの量のケーキを口にしたのでは。 この映画の中で、彼のキャラが終始頭に血が昇りやすい雰囲気で、あんなに優雅な店内でしょっちゅうケンカしていたのは違和感あったのですが。。。画面いっぱいに甘い甘いものばかりではアクセントがないから、そんなキャラなのかもしれませんが。あと、犯人とジニョクが出会うところを中盤に持ってきて、そこから話をもう少し進めればストーリーとして面白かったのにとは思いましたが、原作未読なのでこの2点は何とも言い難いところ。スヨンとジニョクのお互いの自立のところなどはすっきりとしていて、ジニョクの自己分析もちゃんとできているあたりなどはよかったです。日本版のドラマも観ていないのですが、逆にそれが映画単体としてこの作品に入り込むことができたからそれはそれでよかったかも。気軽に見れる韓国映画、観た後にみんなでおしゃべりしながらお茶したくなります。 もちろんケーキ付きで(笑********************************今日の評価 : ★★★