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テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:韓国映画
監督 : クォン・ヒョンジン 脚本 : キム・ミンスク 出演 : オム・ジョンファ 、 シン・ウィジェ 、 パク・ヨンウ 、 チェ・ソンジャ 、 ユン・イェリ 、 チョン・インギ 、 ジュリアス=ジョンウォン・キム 公式サイトはこちら。 <Story> ソウル郊外のアパートで、小さなピアノ教室を始めたジス(オム・ジョンファ)。 天才ピアニスト・ホロヴィッツをこよなく愛するジスは、ピアニストとして大成できなかった挫折感を噛みしめていた。 そんな時、ジスにイタズラばかりしてくる近所の悪ガキ・キョンミン(シン・ウィジェ)が絶対音感の持ち主だと知り、 ジスは個人レッスンを開始する。 驚異的なスピードでぐんぐん上達していくキョンミン。 いつしか彼を世界的なピアニストに育てることが、ジスの夢になっていく。 私のちいさなピアニスト - goo 映画 <感想> 散々、スケジュールが合わなくて、もう見逃すかと思ったら、 ようやく見ることができました。 これは韓国映画には珍しく? 評判がよかったので、観なくては!! と思っていましたので。 この映画の見どころとして、音楽を徹底的にリアルで追求したところがあります。 キョンミン役のシン・ウィジェくんは、実際に子どものピアノコンクールで優勝した腕前の持ち主。 なのでピアノのシーンも本物です。 オム・ジョンファも、この役のためにピアノを猛特訓したとか。 そしてキョンミンの成長した役のジュリアス=ジョンウォン・キムは韓国を代表する若手ピアニスト。 彼の弾く、ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」は、ラストの感動を一層盛り上げていく。 吹替えではない、真の迫力に、私たちは息を飲む。
始めは己の境遇を恨んで、周囲を僻んでいたジス。 キョンミンのことも、ただの「道具」としてしか見ていなかった彼女は、 キョンミンと離れてみて感じた愛情に気付く。 それは親子ではなく、師弟でもない、肩書きを越えた愛情。 そしてキョンミンを思うが故に、彼と離れることを決意する。
可愛い子には旅をさせよという諺がある。 親でもなかなか、子離れは難しいものがある。 自分の子でもないのに手塩にかけたキョンミンとの別れは、本当の親子の馴れ合いがない分、より一層胸に迫るものがある。 無償の愛を乞うた幼いキョンミンに十分答えたジス。 そして、それを立派に返したキョンミンに、観客は拍手を惜しむことはないだろう。
今日の評価 : ★★★★ (臨場感を追求した音楽がよい。 そして、愛を注ぐということがきちんと描かれている。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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