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テーマ:愛犬のいる生活(75390)
カテゴリ:療法食
食欲不振により2年半前に腎臓病に気がつきました。
正確に言えば、この時悪かったのは腎臓ではなく腸だったであろうと今通っている大学病院では初見からそう言われ続けていました。 前庭疾患から急激に落ちた食欲 強制給餌をする日が度々あり、前庭疾患になった後はほぼ強制給餌となりました。 水の飲む量が少なくなってきたなと感じた時には腎臓病はかなり悪化していました。 そこで2度目の退院後は強制給仕に加え強制給水をしました。 徹底した消化器ケア BUNが高いと食欲がなくなると前の医者セカンドオピニオンでは言われ続けたのですが、今の担当医はBUNは直接腎臓にダメージを与えるわけではないからそれで食欲がなくなるというのは違うと言い続けられてきました。 というのも、尿毒素が尿毒症を引き起こすわけでもなく、尿毒素が溜まることによって尿毒症になるわけでBUNは老廃物が血中に出た数値と説明されました。 ではどうすれば食欲が戻るか、という事なのですが、腸炎が良くなれば食欲も回復すると言われてきました。 腸炎(膵炎) 十二指腸と直結してる膵臓、腸炎が起こればもちろん膵臓へのダメージもあります。 退院してきてからは腸炎+膵炎+腎臓のことを考えて療法食を自分なりにアレンジした物と、DC one dishさんに依頼したレシピを夜にあげる様にしました。 タンパク質を上げるとやはりBUNは上がると感じた為、当初からそこに着目してくれていたDC one dishの岩切先生の指示のもと、タンパク質の量を微調整しました。 退院後にお昼にあげた療法食アレンジ ロイヤルカナン消化器サポートと、チューブダイエット低脂肪にビーフンを加えることにより、消化器サポートをしながらエネルギー代謝はビーフン(炭水化物)で補うことでタンパク質量を落としてもカロリー補給をできる様にしました。 半日量で カロリー170kcal タンパク質7〜10g 脂質2.2g その他ミネラル、炭水化物量を夜と合わせても問題がないよう調整しました。 お昼は腸の動きが弱い為、強制給仕にしていたのでこの形を取り、夜はDC one dishさんのレシピで エネルギー170kcal タンパク質7〜8g前後 脂質1.5〜2g前後(約3%) その他ミネラル類を調整した物をあげていました。 <お昼にあげていた強制給餌に使った物> ロイヤルカナン 食事療法食 犬用 消化器サポート 低脂肪 缶詰 200g 森乳サンワールド チューブダイエット 犬用 低脂肪 20g×20包選べるシリンジおまけつき!※同梱不可※ ↑まとめ買い用 森乳サンワールド チューブダイエット 犬用 低脂肪 20g×1包※お1人様20個限り ↑お試し用 ケンミン 業務用ビーフン(1kg) お米の代わりにビーフンを使って流動食を作ったりもしたので減りが早い為業務用を現在は買っています。 ケンミン お米100%ビーフン 150g×3袋 【ケンミン食品 米麺 家庭用 簡単 インスタント お米のめん ノンフライ 食塩・食品添加物不使用】 ↑スーパーなどでも購入できる150gサイズは試すのにちょうどいいです。 食欲が戻った反動 この記事を書き始めた頃は本当に全てにおいて順調に見えました。 しかし、7月中旬に差し掛かった頃、突然の嘔吐と下痢がありました。 見たこともないくらいの量だった為急変したと思いました。 病院に急いで連絡したところ、吐き気が止まらないようであれば急変かもしれないからよく様子を見るように指示がありました。 食欲が戻ったことにより膵臓の周りの血流が良くなり、膵炎に似た症状が出た可能性があるので自宅でゆっくり状態を見ていてあげてほしいという事で、夜中にもし嘔吐が止まらないようであればセレニアの注射だけ救急で行ってほしいと言われました。 その他の処置はしないでほしいと言うことでした。 恐らくもし膵炎だった場合、胃腸が活発化させるお薬などを飲ませた場合には逆効果となり、悪い状態で活発化させると痛みが発生する恐れがあると言うことだと思います。(以前処方されていた胃腸薬のほとんどはこの理由で中断しました。) 下痢は一回、嘔吐が2回 1日様子を見たところ、下痢が止まらないと言う様子はなく、また、吐き気が止まらないという様子も見られず、翌日に再度病院に連絡したところ、吐き気止めは一日一回で様子を見ると言うことになりました。 吐き気がひどい時の見分け方 吐き気がひどい場合は水さえ吐きます。そして吐き気によって吐くものが無いのに嘔吐しようとします。いわゆる、「おえっ」となる感じです。 そういう状況も見られなかった事から、やはり 食欲が増したことにより血流が良くなり、動きが活発化した為に悪化したように見えた。 という可能さあるの方が強いように思えます。(そうであってほしい) また、このような状態になった時は数値も炎症数値などが出たりすることがあり、血液検査でも判断は難しい為、症状を観察することによって経過を見て状況を決める。 ということでした。 恐らく前回の入院中にリパーゼや炎症数値が上がったのも、血流が良くなった為に一見すると悪化したように見えるけれど、その後の経過を見る限り、悪化したのではなく、血流が良くなったことによる反動である為、状況的には悪く考えなくて良いのでは無いかという話も聞けました。 食欲があり、痛がる様子や嘔吐が止まらない様子が見られない 食欲が戻っている事から症状は安定していると見て良いとは思っています。次の診察までドキドキしますが、腎臓病になってから久々の食欲なので、チョコの生命力を信じたいと思います。 天候、気圧 天候が悪くなり出してから急に吐いたり下痢したり、歩くのが困難そうだったりするので、この気候によって体調に変化があったのかなというイメージもあります。 天候がかなり悪くなってきて、7月15日辺りから便秘気味で歩くのがつらそうです。 ヘルニアが痛み出しているのか、歩き方等も辛そうになっています。 排便したいのに出来ないという様子も見られる事から、関節痛による痛みで排便がうまく出来ないのでは無いかと勝手に思っています。 次の診察で聞いてみようと思います。 食欲は◎ 正直これに救われています。 食欲も落ちて来るようであれば怖い為、慎重に見てあげたいと思います。 膵炎と腸炎 腎臓は内臓と蜜です。 例えば心臓と密であり、ナトリウムやカリウムなど心臓に影響のあるミネラルバランスも腎臓は調整します。心臓が悪くなると腎臓も悪くなる、腎臓が悪くなれば心臓が悪くなる、というような感じです。 膵臓と腎臓も密な関係にあると思います。膵炎を引き起こしてしまうと炎症性サイトカインが量産されてしまい、腎臓に影響を与えるようです。※この場合腎臓だけではなく他臓器全部が炎症性サイトカインにより急変する可能性があります。 腸炎であった場合は脂質の高い腎臓食を与えてしまうと膵臓に負担をかけてしまう為、膵炎を誘発してしまいます。※腸炎でない限りエネルギー代謝が早いのは脂質となる為、病気を抱えている子には脂質代謝の方を優先させるようです。 膵臓は十二指腸と直結しています。 そして消化酵素をだします。その為、ただの腸炎だろうと思うと膵炎が隠れている可能性がある為、下痢が続くようであればSpec_cPLという膵臓から出るリパーゼを測ることを強くお勧めいたします。 一度は測って安心したとしても慢性膵炎になっていた場合は急性期と慢性期を繰り返している可能性がある為下痢を繰り返すようであれば、2度目であったとしても測っておいた方が安心だと思います。 油断できないことに変わりはない 膵炎はいつ急性に変わるかわからない為、油断は出来ません。 腎臓病を持っていて膵炎が引っかかって来たら油断せず 膵炎を優先すべきだと思います。 正直、いくつかの病院ではこの程度の膵臓の数値であれば腎臓を優先するべきと言われました。 運良く腎臓内科が取れていたから一命は取り留めましたが、もしあの時膵炎より腎臓を優先していたら今頃チョコは居なかったとさえ思えます。 あくまでも素人が言っている程度に捉えてほしいのですが、 Spec_cPLが引っかかって来たら慢性膵炎を疑い、警戒した方がいいと思います。 膵炎には脂質は危険すぎます。 腎臓病の死因が3位と言われていますが、それは統計をとっているのはどこですか?という話になります。 腎臓病の治療をしていて心臓や膵臓は見過ごしてないのか?ということを考えると、実は腎臓病で亡くなる子は少ない、とある方から耳にしました。 統計を取っているのは実は保険会社です。その為、保険に加入していない子の統計データも取れていないというという話を聞きました。 身をもって知ったのは、膵炎は怖いということ。 膵炎と腎臓病であれば膵炎を優先 心臓と腎臓と言われたら心臓を優先 腸炎と腎臓と言われたら腸炎を優先 理由は腎臓病を悪化させている所の治療をしなければ、いくら腎臓の治療をしたとしても、悪化させている所の治療をしなければそのまま当然腎臓も悪くなるからです。と言うようなことを暗に言われ続けています。 ※前回入院した理由は脱水です。だから腎臓を優先して入院治療をしました。 常にギリギリであることには変わりなく、今後も気を引き締めて看病、介護をしていきたいと思います。 食欲が戻った事は凄く嬉しいです。 素直に嬉しいです。 分食を完食しておかわりすら求めます。 お弁当つけてる姿は、たまらなく愛おしいです。 分食は大変でした。 しかし今こうして食欲が戻って来ている姿を見ると、分食して良かったと思います。 おやつ感覚であげられる食材はおやつ代わりにあげたりしました。 チョコが少しでも幸せと感じられる時間を増やしていきたいと思います。 誤字脱字、乱文駄文はご容赦下さい m(_ _)m にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.07.19 17:08:28
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