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チョコと一緒に歩こう〜愛犬の腎不全闘病日誌〜

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2022.08.01
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カテゴリ:療法食
ミネラル類にカロリー、脂質、栄養バランスは今のチョコにとってはブレる訳にはいきません。
正直、ここのバランス崩すとかなり危険というレベルです。
その為、家族には常に伝えているのですが、なかなか覚えられない様なので、わかる範囲で覚書で書いておこうと思います。

ミネラル類
ミネラル類、半年前まで引っかかって来なかったのですが、腎臓病においてミネラルがどれほど重要かということについて現在思い知らされています。
脂質、タンパク質、炭水化物、エネルギー量、これらを考えながら食事のミネラル調整するのは本当に大変で、ミネラルバランスを考えるとエネルギー量が足りなくなったりするので15〜50kcalが本当に重くのしかかってきます。

メーカーで腎臓と膵臓に対応した食事は無い
腎臓+膵臓を考えた療法食は市販では無いので手作りとなります。
例えば脂質、腎臓病の療法食やシニア食は脂質が高く設定されています。エネルギーに変換するのが1番早いのも脂質です。
対して膵臓に配慮した食事の場合はタンパク質が高く、タンパク質+炭水化物の様に脂質を減らして設定されている物が推奨されます。
つまり膵臓と腎臓の療法食となると真逆になるため、市販フードでは脂質が高いか、タンパク質が高いかの2択に迫られます。
脂質が低くてメーカーよりタンパク質も低いオリジナルショップのフードがAAFOC基準で売られていたりするのですが、腎臓病に対応出来るかどうかというと、リンやカリウム、ナトリウムといったミネラル類は腎臓病の療法食よりかなり高いと思います。
その為
腎臓病と膵炎に対応した、タンパク質・脂質・ミネラルとなると手作り以外選択肢がなくなる
と言う感じです。
唯一メーカーであるとしたら、ロイヤルカナンのオーダーメイドになり、その場合は対応している動物病院を探さなければいけません。
また、ロイヤルカナンの腎臓と膵臓のオーダーメイドフードでも脂質は消化器サポート低脂肪と同じ脂質7%以上となっています。
急性膵炎や慢性膵炎の急性期などの場合には脂質3〜5%でないと難しかったりします。

血液検査による電解質
  • IP リン
  • K カリウム
  • Ca カルシウム
  • Na ナトリウム
  • Cl  クロール
これらの電解質はミネラルバランスを崩したりすると血中の検査で引っかかってきます。
食事やホルモンで変わってくるので、慢性腎臓病の場合はクレアチニンやBUNに加えて、これらも食事療法の指標になると思います。

リン
タンパク質に多く含まれる特徴がある。リンはカルシウムと結合する。
腎臓病になるとホルモンバランスが乱れ高くなったり、石灰化などの原因になり、二次性腎性上皮小体亢進症や高リン血漿などがあり、血中に出るリンの値には要注意。
リンを制限する、ないしは吸着剤を早めに使うことによって腎臓病の悪化を遅くする事がわかってきている事から、リンの制限またはリン吸着剤は必須。
低リンだから良いわけでもなく、リンもまた必要な電解質。
リン吸着への取り組みはステージ2から開始しています。
※腎臓内科の先生は恐らくリンにかなり敏感だと思います。リンのコントロールで生存期間が変わるとさえ耳にします。

カリウム
利尿作用がある。心室細動というところに信号を送る電解質。高すぎると心肺停止の危険がある。カリウムを抑制する薬は無い。
果物や野菜、芋類に多く含まれる。

カルシウム
血中に高くなると石灰化などを起こす。高血圧等に注意

ナトリウム
低くてもダメ、高くてもダメ、心臓や血圧などに関わってきます。電解質の中でかなり重要だと思います。代謝性アシドーシスなどにも関わってくると思うので、量には気をつけたいと思います。

クロール
ナトリウムとセットの様なイメージ。アルカローシスや副腎などで高くなる可能性があり注意。
食塩に含まれる。

セットで覚えるとわかりやすい
タンパク質とリン=ささみや胸肉、肉・魚類
ナトリウムとクロール=食塩
カリウムとマグネシウム=芋類やカボチャ・海藻類

どれも必要な栄養素であり電解質ですが、腎臓が悪くなっている場合は注意が必要。

チョコの場合はリンやカルシウム、カリウムが高い事から、食事によってケアしながら吸着剤などを併用してミネラルバランスを保たなければいけません。
その為一日量として
リン250〜300
ナトリウム250〜300
カリウム400〜600
※単位mg
で計算しなければならず、かなり調整が難しいです。
更に言えば
<乾物値>
エネルギー 300〜350kcal
タンパク質16〜18g
脂質は3〜5g ←ここがチョコはとても重要、絶対間違えられない。急性期の膵炎でなくても慢性腸炎である為、3〜5gで抑える。

手作りでも正直かなりハードルが高く、自分では出来たつもりでも実際プロに見てもらうと脂質5%に抑えたつもりが7%になっていました。

試行錯誤し思いついたのが療法食の合わせ技に手作り食でした。
ロイヤルカナン消化器サポート100g→※平均分析値による脂質1.7g
チューブダイエット20g→脂質0.6g
ビーフン50g→脂質0.6g
トータルを簡単に書くと
脂質→2.9g
タンパク質→17.5g
カロリー351kcal
※体重5キロで計算
足りない分のビタミンやミネラル(特に亜鉛)・必須アミノ酸等はアミノ酸スコアを上げる為にもDCのサプリをプラスしました。サプリの容量についてはDCの岩切先生にご相談し、指導していただきました。



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低脂肪ですが高タンパク質食
※ロイヤルカナンの消化器サポートは製造はされているやうですが、需要と供給が間に合っていない状況になっている為、置いてある病院、未だ手に入らない病院やショップなどが、あるようです。※2022.8月5日現在



【あす楽】犬『チューブダイエット 低脂肪 (20g×20包)×1箱』【水色】【犬用消化態経腸両道食】 【森乳サンワールド】(チューブ ダイエット) (発)
脂質3%とかなり低いです。タンパク質は25%と高いです。
ミルクを流動食としてあげるとお腹が緩くなりやすく、下痢になってしまうこともあります。
水分補給に味付け水として飲んでくれるなら1〜2gほどを30〜50ccのお水でミルク風味水として飲んでくれれば御の字かなと個人的には思っているのですが、入院中の強制給餌に使った様なので水分として摂取はしてくれなくなりました。



ケンミン 業務用ビーフン(1kg)
これには助けられています。
お食事サービス(強制給餌)に使っているのですが、食欲がなくお米を食べてくれない場合はカロリー計算をしてお米の代わりにも使用しています。
ロイヤルカナン低脂肪やチューブダイエット低脂肪の高タンパク食だとかなり量を上げないと一日のエネルギーが不足してしまう為、ロイヤルカナン低脂肪+チューブダイエット低脂肪にこのビーフンを加えることにより、タンパク質の調整や脂質を落とすという事が出来、退院時や朝の胃腸の動きが悪い日には手作り流動食の食材としてすごく役に立ってくれています。


ビーフンを入れる事でタンパク質と脂質を抑え、炭水化物によるエネルギー代謝を狙いました。
今でもこれを半量にして半日分としてあげる日が結構あります。
後の半日分はDC one dishさんに頼んだレシピで給餌し、色んなことを加味した上で半日量(後半)を手作りにするか療法食アレンジにするか決める様にしています。

かなり難しい脂質量
チョコの場合、脂質がたった2gほど上がったくらいで下痢を起こし、腸の状態が悪くなり、脱水となった為に前回5月に入院しました。
その為脂質に対してはかなり敏感です。
下手したら命取りになるくらいで、腸が脂質に敏感になっており、脂質を極力下げることに力を入れています。
脂質が高くても命取りになり、タンパク質(リン)が高くても命取りになり、カリウムなどが高くても命取りとなります。
その為、手作り食でも妥協ができる状況ではなく、油断できません。
また、手作り食だからこそチョコは「今」があります。

脂質を下げる難しさ
脂質を下げる場合、タンパク質や炭水化物(糖)量を上げてエネルギーをあげるしか方法がないのですが、腎臓に疾患があり、胆泥があり、ステロイドにより肝数値も高いので為、上限ギリギリでもカロリー(エネルギー)を合わせるのがとても難しいです。
炭水化物45〜55g
脂質3〜5g
タンパク質16〜19g
これは手作りでしか作れず、また、手作りでさえかなり大変です。

手作り療法食はプロの手を借りる
DC one dishさんの凄いところは
色んな食材を知っている
栄養学で好きな食材から選び出し食事を作ってくれる
状態に合わせてレシピをその都度考えてくれる
相談しながら状況を見極め、療法食のレシピを作ってくれる
等です。
夏野菜はカリウムが高くどうやって食事に取り入れるか悩みました。正直かなり難しい調整です。
その為電話相談は2回ほど行いました。
DC one dishの岩切先生が作ってくれた夏用レシピは公開することはできませんが、食べ具合などはインスタの方に動画でアップしております。
これをこんなに入れていいの?とビックリしましたが、カリウムを私も確認したところ、クリアしてたので驚いています。
私の「夏野菜等はあげ過ぎてはいけない」というブレーキが、視野を狭めており、臆病になっていました。
岩切先生のおかげで夏野菜や果物を取り入れたバランスの取れた食事により視野を広げる事ができ、臆することなく攻めの姿勢で向き合おうと思えるレシピ内容となっていました。
感謝しても仕切れないほどです。

手作りの良いところ
例えばですが、昼にカリウムを取り過ぎたとしても
「残りの食事量からカリウムを多く含む食材を抜く」

という様なことが出来ます。
タンパク質やリン、その他の栄養素についても
「後で調整出来る」
という感じで変化自在なのです。

私がよく使うやり方としては水分補給にカリウムが多い果物を入れたとします。そしたら夕食からカリウムが多い食材を抜くと言った様に、1日のトータル摂取量で換算することが出来ます。※この場合水に果物を使って夜の手作り食から芋類などを抜くのですがカロリーは若干変動します。
その為、この夏はDC one dishさんには食事の一日量の中に果物やスイカ、メロン、きゅうり等をレシピの中に入れてもらえないかと話し合いました。
その他、脂質量についてなど具体的にどの様なレシピが欲しいかを伝えてレシピオーダーをしました。

メーカー表記
とあるメーカーの缶詰は脂質が0%以上と表記されています。しかし、これ○○以上と表記されており、保証されている分量が表記されています。その為、実際どれくらい入っているか調べたところ平均分析値で13%も入っていました。
※0%以上表記だったとしてもメーカーに問い合わせるか栄養士に問い合わせることお勧め致します。
保証分析等、平均分析値、百聞率などで表記されていたりすので、気になる場合は直接メーカーに聞く事をお勧めします。

リンの多い食品
リンの多い食品と調べると色んな食品が出てくると思います。肉類や魚類などが多く、タンパク質が多い食品にはリンが多く含まれています。
また、ささみなど脂質が少ない部位はリンが多く含まれており、同じ鶏肉でもリンの含有量は変わってきます。
リンは茹でたりする事でかなり抑えることが出来ますが、リン戻りといって茹で汁と一緒に置いておくと、茹で汁の中に出たリンが食品に戻ったりします。

カリウムの多い食品
芋類やカボチャ。果物。スイカやメロンやきゅうりなどの瓜科。バナナはカリウムがとても多いので腎臓病でカリウム値が高い場合や心臓病で利尿薬を使っている場合などは量にかなり気をつけた方がいい食品です。

ナトリウムが多い食材
味噌や醤油、塩など。
必要な電解質であるナトリウムを含んでいる為、ナトリウムはある程度必要ですが多くとってしまうと危険な状態になります。少な過ぎても危険な状態になる為、摂取量を把握しておくのが大事です。
とある医師が味噌を混ぜれば良いというのを耳にしましたが、塩梅が大事で、メーカーによってナトリウム値が変わりやすい味噌は扱いにくい食品だと思っています。

この辺りを抑えながら自分なりにも手作り食をいくつか考えてみましたが、マグネシウムが足りなかったり、何かしらミネラル類が欠けていたりするので、私は自分で作った食材は必ずDC one dishさんに確認してもらい、電話相談にて相談しています。

手作りで作る療法食が命綱
体にあった物を作るには、お金も手間もかかりますが、チョコは今、食事が何よりの薬です。
美味しく楽しく嬉しそうに食べる姿を見て、チョコには喜びを感じて欲しいと思っています。

ヨーグルトに夢中になるチョコ
こっそり炭酸ランタンを忍ばせています
バレると一瞬止まりますが、まいっか〜みたいな感じで食べてくれます。

今は食べる事が大好きな様です!
とても愛おしい顔をして食べてくれます!

気候が落ち着かない時は体調が優れない様で心配ですが、頑張ってサポートしていこうと思います。

誤字脱字、乱文駄文お許しください。
覚書で残しておきたかったので、かなり色々省いていますが、一つ一つ無理なくチョコの喜びを増やせる様頑張りたいと思います。
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最終更新日  2022.08.07 13:17:55
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