鍵泥棒のメソッド
評点 ★★★★ 特に中盤が良い[DVD] 鍵泥棒のメソッド●2012年度 日本映画 監督・脚本: 内田けんじ 出演:◇桜井/堺雅人◇山崎/香川照之◇水嶋香苗/広末涼子/荒川良々/森口瑤子●あらすじ 役者稼業が上手く行かず、アルバイトで日を繋ぐ桜井は、自殺さえ考えた35歳。たまたまポケットにあった入湯券で銭湯に出掛けると、見るからに金持ちらしい男が彼の目の前でひっくり返り、頭を強打する。しかも、記憶を失ってしまった様だった。桜井は衝動的に彼の荷物をくすねて、その男に成り済ますのだが、実は彼は殺人を犯し、逃げている最中だった・・・。******* 多少ネタバレ ************●感想 今日は西高東低の気圧配置で、甲信越は雪だとか・・・。こういう時期は外に出るのも難しく、辛い時期です。早く暖かくならないかな・・・。●先週に続いての日本映画ですが、第36回日本アカデミー賞で最優秀脚本賞を受賞という宣伝文句に惹かれて見てみました。なかなか面白かった。 非常に怖い人物のはずの殺し屋コンドウが、記憶を失っている間の礼儀正しい態度が、妙に印象的で、物語の中間部が大変、よく出来ている。場面展開の速度感も、早くなく遅くなく、このストーリーに合っているかと思いました。●演技は、広末さんがなかなか上手かった。そうなんですよね、異性を寄せ付けない女、って、いるんですよね。真面目で堅物なんだけど・・・。その辺が上手く表現されてました。●後半は、クドウの仲間がちょっと軟過ぎの感もありますが、まあ、終わりはなるほど、という感じです。全体的に表現が丁寧で、登場するグッズや部屋の様子も丹念にセットされており、その辺が割といいかげんな韓国ドラマより、細かなセッティングされているなあ、と、感じました。