ウォー・オブ・ザ・ワールド
評点 ★★☆ ストーリーは荒くて変ですが、進行はして行きますので、見られなくはないです。新作で借りるのは勿体ない・・・レベル。【楽天ブックスならいつでも送料無料】ウォー・オブ・ザ・ワールド [ ケリー・フー ]●2014年度 アメリカ映画 監督:ジェームズ・コンデリク 出演:ケリー・フー/ロバート・ピカルド/レーン・タウンセンド●あらすじ 20XX年、地球に小惑星が接近し、爆破命令を受けたウィーラー大尉とゴードン博士たちは宇宙に飛んだ。だがそれは小惑星ではなく、未知のエイリアンが地球侵略のために送り込んだ巨大母船だった。沢山の小型攻撃兵器が地球に飛来し、人類は瞬く間に滅亡の危機を迎える。一方、ウィーラーらは敵の時空転送装置で、エイリアンの母星に移動することになる。●感想 うーん、のっけからお話が少し変で、セリフも緻密ではなく、場面展開も突然に変わるところがあって困りました。(宇宙船が月の1/4の大きさ、なんてセリフがあるのに、実は凄く小さいんです)また、地球での消防士のメンバーらのお話と、主人公らしきウィーラー大尉との間には話に連携がなく、しかもそれぞれのストーリーの進み方も片手間的で、話がポンと飛んだりして、どうしてもBC級映画・・・という感じがしてしまいます。場面各所で、凄く少ない予算で遣っているんだなあ、というのが目につきまして、火事の場面のCGも取ってつけたような火の燃え方だし、見る方が困ってしまいます・・・。 SF要素では新しい面を期待したのですが、エイリアンの女王母体にしても、カルメン・ル・シータが出てくるあの有名なハインラインの「宇宙の戦士」からの引用=ということはスターシップ・ツルーパーズの引用だし、エイリアンの攻撃兵器も、過去にどこかで出会ったSF映画のものと同じものです。或る意味、新監督の習作ですかね? 終わり方もヘンテコリンです・・・これも一つの方法かもしれないけど、工夫がありません。オノで、相手の量子兵器に対抗する場面は、昔、戦いの末に手段が無くなって、竹槍で火炎放射器に挑んだどこかの国の悲しさを思わせるものがありました。