空港に行く道
評点 ★★★ 意図は分かるんだけど、演出と脚本が今一つ・・・。最終回は良かった。空港に行く道 DVD−BOX1●2016年度 韓国ドラマ 演出:キム・チョルギュ 脚本:イ・スギョン 出演:(役名が先)◇チェ・スア/キム・ハヌル 客室乗務員◇ソ・ドウ/イ・サンユン 建築学科講講師◇パク・ジンソク/イ・ソンロク 国際線の機長 スアの夫◇キム・ヘウォン/チャン・ヒジン ソ・ドウの妻 伝統文化の学芸員◇ソン・ミジン/チェ・ヨジン スアと同期の乗務員◇キム・ヨンスク/イ・ヨンラン ジンソクの母親◇コ・ウニ/イ・スジョン ソ・ドウの母親 伝承飾り結び研究所運営◇パク・ヒョウン/キム・ファニ スア夫婦の娘◇ソ・ウヌ(アニー)/パク・ソヨン ヘウォンの娘◇ミン・ソク/ソン・ジョンハク ウニが頼りにする学芸員◇チェ・ジェア/キム・グォン スアの弟 体育講師●あらすじ ベテランの客室乗務員・スアは、高慢な夫ジンソクに逆らえず、娘ヒョウンをマレーシアの学校に留学させる。そこには同じような年代のアニーという娘がいて、ヒョウンとアニーは意気投合するが、ある理由からアニーが空港を飛び出した際に、事故に会ってしまう。アニーの父親であるソ・ドウがマレーシアに向かうが、すでに娘は亡くなってしまっていた。失意のドウ。にも関わらず、彼の妻・ヘウォンは、娘の訃報にも動ぜず、淡々と仕事をこなす。 そんな折、ソ・ドウとスアは、飛行機のトラブルで、一緒に空港で過ごすことになる。●感想 意図はよく分かるのですが、演出と脚本が分かり辛く、大層もどかしい感がありました。主演のキム・ハヌルとイ・サンユンは問題がないですが、機長とヘウォンの描き方がどうにも上手くない。心理的背景が上手く表現できていないように思いました。特にヘウォンとアニーの立ち位置を説明するのがかなり後になってからで、この辺が見ていてイライラしましたね。ドウとヘウォンは夫婦なんだから、その辺がしっかり通じていないなんて、状況設定として変です。初回から数回の部分のその二人の描き方をもう工夫すれば、ずっと良くなったのでは? と思いました。 ですが、最終回は上手くまとまっていて、ここを描きがたいがためにそう運んだのだろうと推測はできましたけれど、惜しかったなあ・・・。