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映画ドラマ・千一夜

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2019年04月の記事

全16件 (16件中 1-16件目)

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●4月28日　山梨　大蔵高丸　登山

●連休は信州に帰ったので、近場で登山を試みました。他に目的があったので、前日の27日お昼に車で湯の沢峠に上がったのですが、何と雪！　雪でなければ直ぐに登って、という思惑は外れ、待っても待っても止みません。夕方になって、ようやく晴れ間が覗いてきたのですが、この時間では・・・。●結局、峠付近で車中泊して、翌朝6時に峠の前の駐車場から登りました。　お花畑は枯草と雪の状態、１０ｃｍもある霜柱を踏みながらのハイキングでしたが、ここからの景色は抜群ですね。甲府盆地と白鳳三山、鳳凰三山、甲斐駒などが一望のもと。お花の咲くシーズンには、それこそ素晴らしい眺望だろうと思われました。　さらに登って、1700mを越える大蔵高丸へ。ここが凄い景色です。　頂上の説明には大和秀麗十二景（だったと思う）の第三景とありましたが、先ほどの山の他に八ヶ岳、富士山、丹沢、しかも関東平野から海まで見え、北は黒岳や雁ガ腹摺山も見えている。全周、素晴らしい素晴らしいの景色ばかりで、本当に驚きました。　特に今日は雪の後の快晴の朝で、空気が澄んでいるし、山が白い！　久しぶりに拍手拍手の景色を堪能出来、満足の旅でした。

April 30, 2019

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NHKスペシャル　詐欺の子

評点　★★★★　勉強になりました・・・。●2019年3月　ＮＨＫ　作：高田亮　出演：中村蒼　長村航希　高橋ひかる　渡辺蒼　坂井真紀　濱津隆之　イッセー尾形　桃井かおり　ほか●あらすじ　東海地方のある町。一人暮らしの光代の家に、娘を語る詐欺の電話が掛かってきた。前にも騙された経験のある光代は警察に協力、現れた14歳の「受け子」和人の逮捕に貢献する。　和人を送り込んだのは「かけ子」の大輔と「見張り」の遠山。幼馴染の二人は、彼らの上役の言う「詐欺＝老人の死に金を社会に還元する義挙である」と信じ、和人や玲奈をはじめとする未成年の受け子を送り込んで、荒稼ぎを繰り返していた・・・。和人の逮捕で、やがて遠山も逮捕される。●感想　昨今、たくさんの詐欺事件が日本を賑わしていて、先日もタイで犯人グループが逮捕されたりしましたね。そういう人たちがどういう仕組みで実行しているのか、ずっと気になっていたので、夜遅かったのですが、見てみました。（たまたま田舎に帰っていたので、テレビを視聴できた）　そうなんですね、やっぱり・・・。　犯罪の元締めみたいな人がいて、遣り方を教示しながら、「受け子」たる中学生くらいの少年たちを、半分興味を抱かせ半分脅しながら、のっぴきならない状況に追い込んでゆく。昔の戦争もそうでしたが、15歳くらいだと、人間に対する深い洞察をするなんていう、そういう能力がまだない。それを利用する悪い人が、いつの時代にもいるもんだなあ、と思わずには居られませんでした。●そういう電話を貰った時、一人でいると、人間、気が動転してしまいがちです。そういう時は「この人に必ず相談する」という信頼できる人を作っておかないと、人間は元々弱い存在で、それをコワモテ人間に見透かされてしまいます。●実は私も詐欺には会いました。投資詐欺です。どうにも声の感じが怪しいな、と思ったのに、その前の投資で失敗した後だったので、思わず乗ってしまったんです。本当にヘマでした。（その後、投資話には一切、耳を貸さないことに決めています）　人間、何かで失敗した直後とか、ヒマを持て余しているときなんかが、要注意かと思います。何か変だ、と思ったら、一人で行動しない方が良い。●お金をいっぱい持ったご老人がお亡くなりになると、その多くの部分の財産は、お国に戻ります。今は借金がいっぱい！に見えている日本政府ですが、結局、税法のよくできた仕組みで、お金は政府に戻ってくる。日本経済、まだまだ大丈夫だと思っています。

April 23, 2019

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●王は愛する　第8話進行中

王は愛する DVD-BOX1 [DVD]●一昨日、見始めました。例によって歴史とは全然違っているけれど、まあ、これはこれでドラマとしては成り立っている。韓流ドラマは歴史考証は、あまり関係ないんですよね・・・。●ユナさん演じるサンの歯切れよさがあって、結構面白く仕上がってますね。役に嵌っている感じ。　世者を演じるイム・シワンはちょっと小柄に見えて頼りないけど、ホン・ジョンヒョン演じる護衛武士は格好良いですね。しばらく楽しめそうです。

April 19, 2019

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シャーロック　シーズン２　第一話　ベルグレービアの醜聞

評点　★★★★　携帯のパスワード説きが面白かった。人間、どうしても心の中を隠せない。その辺の取り扱いが上手かったです。シーズン１の第二話、第三話も見たけど、今一だったので、それを飛ばして感想書きます。シャーロック/SHERLOCK シーズン2 第1話ベルグレービアの醜聞【動画配信】●2012年度　イギリスドラマ　BBC　監督：スティーブン・モファット　マーク・ゲイティス　出演：ベネディクト・カンバーバッチ　マーティン・フリーマン　ルパート・グレイブス　ウーナ・スタッブス●あらすじ　シャーロックとワトソンは、マイクロフトから「高名な方」に関する事件の収集を依頼される。その内容は、アイリーン・アドラーという女に撮られた不名誉な写真を取り戻すこと。最初は頑として断っていたシャーロックだが、興味を感じてその女に会いに行くことに・・・。●感想　想定に多少の無理もあるのだけれど、物語展開はスピーディーで、何とも破天荒なシャーロックの発言も活きており、結構面白かった。シーズン１の終わりは、例によってモリアーティが出てくるのだけれど、いつもそれだと飽きてくる。もっと普通の事情で事件が発生して、それをシャーロックが解決する普通のスタイルにしておく方が興味が存続すると思います。　事件の最後にモリアーティが必ず出てくるような演出だと、またそれか・・・、ってなっちゃうし、結局未解決事件を見せられているようで読後感が良くない。サッパサッパと事件を解決しての探偵のはず。●探偵ものはやはり謎解きの面白さがないとダメですね。ここでは情報のキーとなる携帯のロックが、活きている演出でした。

April 19, 2019

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●NHK朝ドラ「なつぞら」雑感

●実家に帰った際に何度か見たのですが、結構良いと思いました。物語の想定が上手いですね。また、主人公のなつの性格の取り方や、草刈さんの演技が良くて、見ていられます。　ただ、セリフの進行や演技は、やはりＮＨＫの朝ドラですね。こなれていない。（いつも、そう思うんです。ＮＨＫ調というか・・・、韓流ドラマの演出をもう少し学んでほしいですね）　今まででそこそこ上手かったのは「あさが来た」で、面白かった。一方、「まんぷく」はあんまり面白くなくて、ほとんど見ませんでした。

April 18, 2019

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十二人の怒れる男

評点　★★★★　有名な古典映画です。十二人の怒れる男■ヘンリー・フォンダ/リー・J・…■【レンタル落ち】【中古】【DVD】●1957年度　アメリカ映画　監督：シドニー・ルメット　脚本：レジナルド・ローズ　アカデミー賞作品・監督・脚色賞受賞　出演：ヘンリー・フォンダ　リー・J・コッブ　エド・ベグリー　マーティン・バルサム　Ｅ・Ｇ・マーシャル●あらすじ　法廷で、父親殺しの罪に問われた少年の裁判が行われる。審理の結果、裁判長の説示は「12人の陪審員の評決で罪が決まり、全員一致での評決が必要であること、また、無罪か有罪のどちらかで、有罪ならば罪の重さによって死刑が実施される」というものだった。　別室に移った陪審員の十二人の男たち。法廷に提出された証拠や証言は被告人である少年に圧倒的に不利であり、十一人はこの件は有罪であると判断する。だが、ただ一人、陪審員8番となった男だけは、裁判に出された証拠や証言が確信の持てるものではない、と疑い、「無罪ではないか」と主張する。●感想　昔、一度は見た映画なのですが、筋は全く覚えていませんでした。爺さんは、記憶力が良くない！　物語は、一室に閉じこもった十二人の男たちの議論で進むのですが、市民の中から無作為に選ばれた男たちの中には、議論を早く終わりにして野球観戦に行きたいものや、自分の仕事のことに気を取られているものや、議論に飽きてゲームをするものなど、本来の審理官としては相応しくないような人間も含まれている。犯罪に実際に使われたナイフと同じものが、市場で簡単に手に入る、という証拠が登場した辺りで、陪審員らの気持ちは揺れ動いて行きますが、強硬に有罪を主張する者はなかなか自分の決めたことをくつがえしたりしない・・・。●今回のこの物語では、もともとの裁判での訴訟指揮に問題があると思われ、最初から少年の有罪を決めて審理が進められた感があり、凶器の使い方も不自然、二人の有力な証人の話も信憑性が低い・・・。このレベルの訴訟指揮で罪が決まるのでは、裁判も本当に怖いなあ・・・、と思いました。●ここでは陪審員の男たちの性格の違いが、非常に上手く描かれており、ある意味、人間の怖さ（浅はかさ）が滲み出ています。生物の中で、人間が最も恐ろしい生物だと思うんですよね・・・。他の生き物は、武器を使用して他者を殺害することなんてしませんよね。突然湧いたような憎しみで、他者を攻撃したりもしない。　それと、随所にアメリカ人らしさが描かれています。男どおしだと主導権争い的威嚇も繰り返される。それを描き出す脚本は、優秀に感じました。（自己主張が強いですね、良い意味でも悪い意味でも）●最後は、アメリカの良心で物語は終わります。これから時代がどのように進んで行っても、アメリカは正義を正しく実現する国であってほしいですね。　自説を曲げず、最後まで有罪を強固に主張する残った一人の男の姿が、どうにも某大統領に似ていて驚きました。人間、客観的な事実に基づく考察を丁寧に遣らないのであれば、政治を司ったり裁判を司ったり、その地位にあるべきではないように思いますが、いかがでしょうか？　

April 18, 2019

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王様の事件手帖

評点　★★★~★★★☆　結構面白かったですが、少し想定とは違った。王様の事件手帖 [DVD]●2017年度　韓国映画　監督：ムン・ヒョンソン　出演：イ・ソンギュン　アン・ジェホン　キム・ヒウォン　チュ・ジンモ　キョン・スジン　チョン・ヘイン●あらすじ　1466年、新人史官のイソが宮廷で初めて仕事に就くことになった。ところが、上司に連れられて行った先は王様のところ。すぐに「目を瞑れ」と言われて口頭試問を受けることに・・・。抜群の記憶力を持つイソはその試験を通るが、本人が望まないままに、隠密になってしまうことになった。　すべての事件を自分自身で見聞きし、解決しないと気が済まない王様＝イェジョンから、5歩、という名を授かり、王様にくっついたまま困難な任務に就くことになる。そのころ都では不可解な事件が発生し、王様の「良くない噂」が流れていた。●感想　しばらく前にシャーロック・ホームズを見ていたので、死体からの謎解き事件かと思っており、記憶力に優れるイソが凄く活躍するのかという先入観がありました。そういう面では少し予測とは外れてしまいましたが、そこそこ独創的なアイデアもあり、それほど悪くはない作品でした。ただ、ほとんど王様主体で進むので、もう少し他の出演者の出番があった方が面白かったかな？　ま、でも、気楽に楽しめる一品でした。

April 17, 2019

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●高畑山、倉岳山　4月13日

●天気予報では13日の土曜日しか天気が良くないとのことで、山梨・中央線沿線沿いの高畑山、倉岳山に登ってきました。　今回は信州の実家にいたので、電車で鳥沢駅に向かいます。その二日前、大雪で信州は10cmを越える積雪でした。車窓から見た甲斐駒はこんな感じです。●鳥沢駅を10時過ぎに出発、南に向かいます。素晴らしい好天で、駅には大勢の登山客が・・・。ほとんどの人は百蔵か扇山に行くようで、十数名の外国の方たちのパーティーも見かけました。●高畑山には、沢筋から急登をして尾根に出るのですが、日が差して快適な道筋でした。コゲラなどの小鳥もたくさん見かけました。ほぼガイド本のコースタイム通りで、12時半頃山頂に着きました。　富士山の雄姿を見ながら昼飯、後、尾根を倉岳山に向かって歩きます。途中、天神山を経由して、1時間とちょっとで倉岳山に到着しました。●倉岳も高畑も山梨の秀麗富嶽12景に選ばれているだけあって、富士山の展望が素晴らしい。逆光で、富士山に明るさが合ってしまい、ちょっと暗めですが、こんな感じです。　倉岳山は北方向にも展望が良く、扇山、百蔵山、権現山が良く見えます。●下りは沢筋を辿って、梁川駅まで。ところが、そこからの電車の乗り継ぎが悪くて、実家の最寄り駅まで3時間、掛かってしまいました。

April 15, 2019

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【父が娘に語る経済の話】

評点　★★★★　前半の歴史的説明が分かりやすい。後半は理解できますが、もう少し具体例（各国の経済制度や状況）みたいな話をして欲しかったですね。でも、9日で書き上げたのは凄いなあ！父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。1万年前から現代まですべてを紐解く「資本主義」全からくり【電子書籍】[ ヤニス・バルファキス ]●一時期、ギリシャの経済危機が叫ばれましたが、そのときにギリシャの財務長官だったヤニス・バルファキス氏が書いた経済の本です。経済の話は一般人には分かり辛いこともあり、敬遠する人も多いかと思いますが、この本の第一章で語られる「経済の基本は何？」という辺りの文章は非常に分かりやすく、どちらかの思想に傾くこともなく、是非とも読んでいただきたいお話です。目から鱗のところも多かった。　経験価値ではなく交換価値の仕組みが現れると、何故、国家を作られなければならなくなるのか、余剰って何？　そしてどうして社会に聖職者という人たちがが現れてくるのか（経験価値だけで生きられるならば、聖職者さえも要らないのに・・・）と言ったあたりのプロセスは納得感が高く、短い文章ながら人間経済（人間社会）の仕組みの根本を表現できているように感じました。●実験的証明で事実を把握して行く科学とは違って、経済は心理学と似て、人間の活動に関する全体記述みたいなもので、絶対的な結論は出てこない。　ここでは、人間とロボットの観点から、その辺の議論も進められますが、とにかく幾らでも際限なく欲望を抱くことのできる「人間」こそが、地球で発生する問題のすべての起因であることに気づかされると、何とも途方もないような切ない気持ちも湧いてきてしまいました。　でも、結局はできる範囲のことをするしか、方法がない・・・。自分も命に限りある人間存在で、超越した存在にはなれないのだし・・・。どうしようもありません・・・。●後半も面白かったですが、現代の経済問題の事例をあげての解説があると更に良かったですね。ギリシャの債務問題は結局、どのように解決されたのでしょうか？　あれだけ大きな話題として上がっていたのに、その後、どう解決されたのか良い報道がありません。この話題、また別の本で書いてもらえると良いのですが・・・。

April 10, 2019

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ゴジラ対メガロ

評点　★★★（一部★★★☆）　怪獣ブームの後半頃に作られた映画。キャラクターの動きに工夫があった！ゴジラ対メガロ [ 佐々木勝彦 ]●1973年度　日本映画　東宝　ゴジラシリーズ第13作　監督：福田純　脚本：福田純　出演：佐々木勝彦　林ゆたか　川瀬裕之●あらすじ　197X年、アリューシャン列島のアスカ島で行われた核実験は太平洋の各所に大きな影響を及ぼし、怪獣島やシートピア海底王国も被害を受けた。シートピア人は地上人類に報復をすべく、地殻変動を起こし、更には王国の守り神メガロを地上に送り、地上を破壊することにする。　湖の端で休暇を楽しんでいた青年科学者、伊吹吾郎と弟の六郎、レーサーの陣川は、その地殻変動に遭遇する。無事に研究所に戻った三人だが、そこに、不審な者たちが現れ、吾郎の作ったロボット＝ジェットジャガーを強奪する。●感想　懐かしの昭和の時代の映画です。ゴジラも初期は人間社会を襲う恐ろしい敵として描かれたのだけれど、話が進むに連れて、人類の味方で共存中の怪獣に変わる。そういえば、怪獣ブースカとか、面白いキャラクターもありましたね！　ストーリーはあまりこなれていない感じで、何でメガロの道先案内人がロボットでなければならないのか、とか、突然操り人形のように何も推進力がないのにロボットが飛行するとか巨大化するとか、まさに荒唐無稽な感じのストーリーで進むのですが、どうも低予算なのに上映スケジュールに合わせて無理やりに近く制作した背景があるようで、アイデア満載式ごった煮的な印象を受けました。珍しく女性が登場しないのも、その辺に事情があったようです。●ゴジラは有名キャラクタですが、ここで登場するメガロは、カブトムシにカミキリムシの翅を付けたような昆虫怪獣っぽく、手がドリルみたいになっていて、かなりごったごったしたデザイン。また、宇宙から援護で遣ってくるガイガンも、鳥頭に、手が刃物みたいになってる怪獣で、どうも洗練感がありません。ただ、アイデアとして、その当時、タッグを組んで演出されるプロレスが大人気だった背景があり、「怪獣タッグで戦いをする」のが狙いだったようで、随所でプロレスで使われたお助けシーンが演出され、これはこれで妙に懐かしかったです。　それと、メガロがカンガルーライクの移動方式で地面を移動する。この動きがなかなか個性的で面白かった。●海底王国の報復、とか、宇宙から怪獣が飛んでくるとか、ロボットが巨大化してウルトラマンライクに活躍するとか、時代に登場したすべてのアイデアを盛り込んでの怪獣映画でしたね。　作品的には今の時代から見ると、子供のおもちゃみたいな印象もあるけれど、どうか懐かしい一作品でした。　ちなみに、ジャケット写真はゴジラとメガロではなく、ゴジラとジェットジャガーです。題名に合っていないような・・・。

April 9, 2019

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エリカ＆パトリック事件簿　踊る骸

評点　★★★☆~★★★★　渋い進行ですが、実際にありげな感じがしてなかなか・・・。エリカ&パトリック事件簿踊る骸 [ クラウディア・ガリ ]●2013年度　ドイツ映画　監督：ペール・ハネフィヨルド　脚本：マリア・カールソン　原作：カミラ・レックバリ　出演：クラウディア・ガリ／リチャード・ウルフセーテル／イーヴァ・フリショフソンほか●あらすじ　作家の女性エリカは初めての出産を迎えるが、彼女の母親は自分の孫、マヤを抱こうとしない。しばらくしてその両親が交通事故で亡くなり、その数か月後、突如、見知らぬ男がエリカの元を訪れ、自分はエリカと異父兄妹だと告げる。エリカは男の言葉を信じず、直ぐに出ていくよう告げるのだが、数日後、その男が死体で発見される。何かがおかしいと感じ、エリカは亡き母親の遺品を調べ始める。●感想　主人公の家族の話なので、事件簿としてはちょっと特殊な形態です。前半、割と容易に事故が起こったりして、その辺はありきたりのドラマ風でいただけないなあ、と感じたのですが、物語が進行して連続で事件が起こり始めると結構緊迫感がしてきて面白かった。　難しい謎解きはなかったですが、雰囲気が重厚な小説、という感じがずっと漂っている感じで、歴史の重みなども感じさせる。どちらかというと映像で見るより小説で読んだ方が面白い作品だなあ、という感じがしました。　戦争が起こると、悲劇は沢山起こります。戦争は本当に嫌ですね・・・。

April 8, 2019

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The Killing　現金に体を張れ

評点　★★★~★★★☆　昔ーしの映画で、見づらかった。話は分かりますが・・・。新品北米版DVD！【現金に体を張れ】The Killing (Criterion Collection)●1956年度　アメリカ映画　監督：スタンリー・キューブリック　脚本：スタンリー・キューブリック　ジム・トンプスン　出演：（役名が先）◇ジョニー・クレイ／スターリング・ヘイドン　刑務所帰りの男　計画の首謀者◇ヘイ／コリーン・グレイ　ジョニーの恋人◇マーヴィン・アンガー／Ｊ・C・フリッペン　資金提供者◇ランディ・ケナン／テッド・デコルシア　警官◇ジョージ・ピーティ／エリシャ・クック　競馬場の窓口係◇シェリー・ピーティ　ジョージの妻◇マイク・オライリー／ジョー。ソウヤー　競馬場のパブ従業員◇ヴァル・キャノン／ヴィンス・エドワーズ　シェリーの愛人◇ニッキー・アーケイン／ティモシー・キャリー　ライフルの扱いが上手い男◇モーリス／コーラ・クワリアーニ　レスラー●あらすじ　刑務所から出たばかりのジョニーは、マーヴィンから資金提供を受け、競馬場からの現金強奪をを計画する。参加するのは、借金まみれの警官＝ランディ、競馬場の窓口係＝ジョージ、競馬場のパブの定員＝マイクらだ。競馬中の馬の狙撃によって混乱する競馬場の馬券売り場から警官を遠ざけ、その隙に金庫を狙うのが計画だった。だが、仲間の口外で計画が狂い始める。●感想　さすがに1956年作ですね。画面は白黒で、映画の進み具合も、今から思うと実験的な進み方の感じがします。少しこなれていません。　また、たぶん、昔、一度はどっかで見た気がします。競馬馬の狙撃、は覚えていて、ああ、あれか・・・、という記憶は戻ってきたのですが、細かいところは覚えていませんでした。結末に至る途中の飛行場での事件も記憶にありましたね・・・。●映画としては悪くはありません。でも、現金を200万ドルも運ぶことになるにしては、ちょっと計画が杜撰なのでは？　という気がします。昨今のオレオレ詐欺の方が、ステップとしてはよく考えられていて、或る意味犯罪としてはエレガントで、捕まり辛い方法かと思います。　人間は、自分の知恵や力で「正道で道を切り開いて生きてゆく」のが楽しいと思うんですよね。他の人を不幸にするのはダメです。なので、無論、犯罪なんてダメなんですが、困ったことに、オレオレ詐欺は未来永劫、無くならないような気もするんです・・・。（実は私も、投資詐欺にはひっかかったことがあるんです。バカでした・・・）

April 7, 2019

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ときめきプリンセス婚活記

評点　★★★~★★★☆　予定調和的で、結末は見えているんだけど・・・。演出に少し工夫が欲しかった。ときめきプリンセス婚活記 [ シム・ウンギョン ]●2018年度　韓国映画　監督：ホン・チャンピョ　出演：(役名が先）◇ソンファ姫／シム・ウンギョン◇ソ・ドユン／イ・スンギ　監察官　四柱推命での占いが得意◇ユン・シギョン／ヨン・ウジン　野心のある役人　姫の婿候補となる　ソ監察官の従弟◇カン・フィ／カン・ミンヒョク(CNBLUE)　姫の婿候補◇ナム・チホ　チェ・ウシク　姫の婿候補◇ソ・ガユン／ミンホ(SHINee)　ドユンの弟　目が見えない◇英祖／キム・サンギョン　王チョ・ボクレ●あらすじ　英祖 29年（1753年）、深刻な干ばつにより苦しむ民を救うため、王は占術に頼り、婚期を迎えた娘・ソンファ姫と最高の相性を持つ男性を婿として迎え入れる事を決断する。監察官(占い師)ソ・ドユンが抜擢され、一大婚活プロジェクトが始まって、国中から選りすぐりの花婿候補が集い、占いによって4人に絞られる。しかし、ソンファ姫は見ず知らずの男性と結婚する事は出来ないと、4人の素顔を知るべく宮中を抜け出して町へ出るが、ドユンに見つかってしまう。●感想　演出がもう一歩上手いと良いですね。少し域を超えていない感じがする。この種のストーリーは結末が決まっているので、演出に特別な何かを用意しないと独創性を出すのは難しいかと思います。　でも、出演俳優陣は豪華で、勿体ないくらい。短い時間でのお楽しみ＝映画、としては、起承転結は守られており、全体的には見られます。　女性向きかな？

April 6, 2019

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SHERLOCK シャーロック　シーズン１　第一話

評点　★★★★　シリーズものはやはり初回が面白い！　新登場人物、新想定！　ワクワクします。シャーロック/SHERLOCK シーズン1 第1話ピンク色の研究【動画配信】●2010年度　イギリス・テレビドラマ　BBC　スティーヴン・モファット(製作総指揮)、スティーヴン・モファット(企画)、マーク・ゲイティス(製作総指揮)、マーク・ゲイティス(企画)　出演：◇シャーロック・ホームズ／ベネディクト・カンバーバッチ　探偵◇ジョン・ヘイミッシュ・ワトソン／マーティン・フリーマン　退役軍医◇マイクロフト・ホームズ／マーク・ゲイティス　シャーロックの兄◇モリー・フーパー／ルイーズ・ブルーリー　法医学者◇グレッグ・レストレード／ルパート・グレイヴス　ロンドン警視庁警部◇フィリップ・アンダーソン／ジョナサン・アリス　鑑識官◇サリー・ドノバン／ヴィネット・ロビンソン　巡査部長◇ハドソン夫人／ユーナ・スタッブス◇ジム・モリアーティ／アンドリュー・スコット　犯罪者●あらすじ　ロンドンで不可解な連続自殺事件が発生。レストレード警部が記者会見で「自殺者3人のつながりを調査中」と報告している最中に、記者たちの携帯電話にその発表に異を唱えるメールが届く。送信者は変わり者で知られる“自称コンサルタント探偵”のシャーロック・ホームズだ。シャープな頭脳を持ちながらも、気難しいこの男が唱える仮説とは？●感想　先に「忌まわしき花嫁」を見たのですが、今回は初回に戻っての視聴です。こっちの方が断然良いですね。舞台が現代で時代設定がはっきりしているし、小道具の使い方も上手い。また、シャーロックのセリフが効いていて、天才にありがちな言動が凄く活きています。場面場面が抜きんでている感じがあって、面白かった。　相棒のワトスンの活躍も良いです。彼はアフガン戦争で負傷して失意でロンドンに戻るのですが、後半に入って、実は冒険好きで、という辺りの心理状態を描く描き方も、納得感が強い。だいたい、架空のお話を好んで視聴する人間はそもそも、自分は臆病なくせに冒険心はある、と言った類の人間です。私も、そう。自分に勇気があったら、戦争でもマラリアでもデング熱でも、そんなの何のその・・・で、世界中冒険しまくっているはず。みんな、自分でリスクを取るのは嫌なんですよね。　やっぱ、文明にドップリ浸かって、冬でもストーヴ焚いて、暖かい部屋でコーヒーでも楽しみながら、才能ある人の作品を、ああだのこうだの批判しながら視聴して、ぬくぬくと楽しい時間を過ごす。　地球温暖化問題は知っていても、ある程度は目を瞑って、自己の楽しい人生に浸って・・・。　大勢の人がそういう人生（受動的、作品楽しむ人生）を送ることになると、一定強度のエネルギー消費は止みませんね。でも、辞められないんだ、これが・・・。「ああ、人類がピテカントロプスになる日が、近づいたんだよ・・・」と「たま」は歌いましたが、否、「ああ、人類が絶滅する日が、近づいたんだよ・・・」　いつか必ず、そういう日が遣ってきます。●それにしても、ここでのホームズの在り方、描き方は上手かったですな！　速度感も良かった。

April 5, 2019

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SHERLOCK／シャーロック忌まわしき花嫁

評点　★★★~★★★☆　映像の撮り方は上手かった！　けれど、殺意があんまし納得行かなかった・・・。SHERLOCK／シャーロック忌まわしき花嫁【DVD】●2015年度　イギリス・テレビドラマ　BBC　スティーヴン・モファット(製作総指揮)、スティーヴン・モファット(企画)、マーク・ゲイティス(製作総指揮)、マーク・ゲイティス(企画)　出演：ベネディクト・カンバーバッチマーティン・フリーマンアマンダ・アビントンマーク・ゲイティスルイーズ・ブルーリールパート・グレイヴスユナ・スタッブス●あらすじ　ジョン・ワトスンはアフガン戦争で負傷を追い、帰国。傷心のままこれからの生活を考えあぐねていると、かつての同級生に出会い、その人の紹介でホームズに出会うことに・・・。性格の違いが却って妙な好対照となり、ベーカー街221Bで共同生活を始めることになる。　ある日、事務所にロンドン警視庁のレストレード警部が遣ってきて、難解な事件を語る。花嫁姿でバルコニーに立ったリコレッティー夫人が銃を放ち、挙句の果ては自殺した、というのである。その後、彼女の夫トーマスが殺され、何とその犯人がリコレッティー夫人であるという目撃証言が得られる。難解な事件に挑むホームズは？●感想　本来はシーズン１から見るべきでしたね。始まりが現代で、冒頭でさかのぼって1895年から開始になるのだけれど、ホームズの記憶の世界を行き来したりするので結構ややっこしい。あんまりそうしなくても話は楽しめるんですけどね・・・。　ホームズやワトスンが自室にいながら、映像を重ねて事件を語る手法は上手く行っていて、状況や事件が分かりやすい。この辺はレベルが高いと感じました。　ホームズに優れた兄貴がいることや、協力者がほかにもいることなど、初めてでしたが、事件としては、或る団体が関係している辺りは、ちょっと無理があるかなあ、という感じがしました。もう少し単純な事件で、見たかったですね。　ということで、シリーズを最初から見てみることにしたいと思います。　

April 4, 2019

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サバイバー

評点　★★★★　だいぶ無理もあるけど、進行の緊迫感が良い。アメリカという国の難しい事情が垣間見える。★DVD/「サバイバー」DVD-BOX1/海外TVドラマ/DABA-5311●2016年度　アメリカ・ドラマ　ABC　製作総指揮：マーク・ゴードン　ニコラス・ペッパー　ほか　出演：◇トム・カークマン／キーファー・サザーランド　住宅開発庁長官◇アレックス・カークマン／ナターシャ・マケルホーン　トムの妻　弁護士◇アーロン・ショア／エイダン・カント　補佐官◇エミリー・ローズ／イタリア・リッチ　補佐官◇マイク・リッター／ラモニカ・ギャレット　シークレット・サービス◇セス・ライト／カル・ペン　スピーチ・ライター　のち報道官◇ハンナ・ウェルズ／マギー・Q　ＦＢＩ捜査官◇レオ・カークマン／タナー・ブキャナン　トムの息子◇ペニー・カークマン／マッケナ・グレイス　トムの娘◇ジェイソン・アトウッド／マイク。ヨバ　ＦＢＩ副長官◇ハリス・コクラン／ケヴィン。マクナリー◇チャールズ・ラングトン／ピーター・アウターブリッジ◇キンブル・フックストテラン／バージニア・マドセン◇ピーター・マクリーシュ／◇ネストル・ロサーノ●あらすじ　アメリカ。住宅都市開発長官を務めるトム・カークマンは、現職の大統領との折り合いが悪く、とある政策を巡る意見の衝突から解任されることになり、「重要な政策に関与させないため」として「指定生存者」に指名され、一般教書演説への出席を禁じられてしまう。ところが、その一般教書演説の最中に連邦議会議事堂がテロリストにより爆破され、大統領・副大統領以下閣僚がほぼ全員死亡してしまったことから、唯一生き残ったトムは大統領職を継承しなければいけないことになってしまう。********　多少ネタバレします　**********●感想　指定生存者、という制度があるなんて知りませんでした。一般教書演説は有名なんですけれども、今回はその最中に議事堂が爆破され、アメリカ政府の首脳陣が全員死亡する。まあ、そんなこと、実際は有り得ないとは思うのですが、発想が大きいというか、その後の物語の展開で、民主党と共和党の二強のぶつかり合いで進行するアメリカの虚を突くような無所属の大統領が出現したりして、異色のドラマになっています。●アメリカは宗教国家で、科学の提示する世界観とは異なった世界観を持つ人もたくさん暮らす国です。昨今の情勢では、進歩的な考え方を有し、勉学に励んでデモクラティックな思想を持つ民主党に対し、古くからの伝統的な暮らしを望む人たちが支持する共和党が優勢で、発言に多々問題を伺えるＴ大統領が、世界中を混乱に招きかねない情勢かと思いますが、一つの宗教だけが絶対的真理である、とされると、それ以外の人を排除する思想になってしまい、大層な危険が伴います。　人類は全員が大切な命です。地球は一つしかないのですから、寛容な心でお互いを尊重しあって生きるしか、幸せへの方法はないと思いますが・・・。●また、武器を持つと、使いたくなる人が必ず出てくるものです。銃はそもそも非常に危険なものなのに、使い慣れてくるとおもちゃにも見えてくる。アメリカは銃是認の考え方の国で、本当に難しい国に思います。正直、銃容認の国には住みたくないなあ・・・。●とはいえ、国家統制が非常に厳しい国も、これまた怖い。ドラマでは、アメリカ政府自体を厳しく論じても、国家侮辱罪にはならないのがアメリカの偉大なところ・・・。物語は前半が面白く、後半になって犯人が誰かが分かり始めると、いつもの、という感じもしてきて、ちょっと寂しい面もありました。●物語は終始、FBI捜査官の活躍で進むのですが、犯人側が最も自分に危険な彼らをあまり追いかけないのはストーリーとしてちょっと変ですね。でも、彼らを標的にして排除するような現実っぽい話にしてしまうと、スリル満点で進むべきドラマ風ストーリーにならないし、その辺がドラマ、というもの自体の限界かなあ、という気もしました。●ともあれ、結構楽しめた作品です。

April 3, 2019

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