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【コンセプト】 香りは声と同じように個性的で直観的、余韻を残すもの。 声は外の世界とつながり対話が生まれ世界や人に美しくそして大きな影響を与えます。 それぞれの声(VOCE)を称え(VIVA) 常識にとらわれない存在感を生み出すフレグランス、それが『VOCE VIVA』。 華やかなホワイトブーケと深みのあるクリスタルモスのハーモニーがあなたの強さや情熱を具現化します。 【調香師】 ・Honorine Blanc/オノリーヌ ブラン ・Amandine Clerc-Marie/アマンディーヌ クレール マリー 女性人気が高い作品が多いクリエイター。 ・クロエ『クロエ EDP(2007)』 ・YSL『ブラックオピウム(2014)』 ・シスレー『イジィア(2017)』 ・グッチ『フローラゴージャス ガーデニア(2021)』 ・ヴァレンティノ『ボーンインローマ』シリーズ 【香調】 ヴァレンティノに欠かせない3要素 「カラー、クール、クチュール」をもとに構成。 カラートップノート イタリアンベルガモット、マンダリン、ジンジャー クチュールハートノート オレンジブロッサム、ゴールデンガーデニア、ジャスミン クールベースノート クリスタルモス、バニラ、サンダルウッド ■感想:私の好み度<75> まろやかなホワイトフローラルとシトラスバニラ シトラスのトップらしいビターでシャープな印象もありながら『まろやか』 マンダリンとジンジャーがキャンディのような甘みに感じられる『まろやか』さでいい意味でキャッチー。 フローラルはジャスミンが主張、その後ろにガーデニアは西洋的な表現で 『まろやか』な煌めきのあるホワイトフローラル。 (と、どのシーンにも『まろやか』をつけたい) 展開は早め、ここまでのメインと思われる部分は長めに香ります。 全体を包む『まろやかさ』はバニラとサンダルウッドのようで これらが大人の対応でツンツンするかもしれないシトラスやフローラルの香りの角を丸くしている印象。 だからといって香りがぼやけたり、薄いといったことはありません。 ラストは、その香りがすーーっとフェードアウト。 体温や湿度が高いとたまに枯草に酢をかけたような匂いになりよくない。 ミューズのレディガガのイメージで考えるなら シンガーとしてのファッションを含めた突飛さよりも アクターで感じる人間味や本質、素顔に近い香りかなぁ。 ■拡散性・持続性 拡散性は普通からやや強め、持続性は普通。 ■液の色・ボトル 淡いオレンジ。 ボトルはヴァレンティノを象徴するロックスタッズ。 サイズ展開は10・30・50・100ml。 10ml以外の3種類の正方形のボトルは、 光の角度によってブランドイニシャルのV字型の光が出現するカッティングデザイン。 購入した10mlは四角柱スリーブ/カバーでゴム製。 少しくすんだレッドで(公式ほどの鮮やかさはない)、 ピラミッドスタッズが並び一部がフラットでロゴ。 スプレー部分は回転式で取り外し可能。 詳細は『ボーンインローマ(2019)』で。 ■季節 秋から春。ベストは春。 快適に過ごせる今は香り方が終始ベスト! ■年齢 20代半ば以降。女性向き。 オフィスでも。 ■『昼間のコードファム』??? 私が発売から虜となったアルマーニ『コードファム(2006)』! 『シィ(2013)』の登場で少し勢いがなくなり、 『マイウェイ(2020)』が登場する頃にはすっかり限定品も姿を見せず、 気づけば美しいレース模様のボトルはブルーのグラデーションだけとなり、 さらにフォーミュラが変わりオリジナルの燈が消えそう… 『コード』にあるハニーとサンダルウッドの濃厚さ、オレンジの苦味がありませんが ホワイトフローラル、シトラス、バニラ、ジンジャーとバランスはよく似ており 光線を思わせる明るさとのびやかさ、 そしてまろやかさが『ヴォーチェヴィヴァ』にあります。 よって『昼間のコード』といった感覚。 ■リピート 続けてレビューしたヴァレンティノの作品は もう一度買うほどの中毒性はないけど好きな香りばかり。 ・『ボーンインローマ(2019)』<75> ・『ヴォーチェヴィヴァ(2020)』<75> ・『イエロードリーム(2021)』<75> ・『コーラルファンタジー(2022)』<75> ・『グリーンストラヴァガンザ(2024)』<80> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.04.24 23:30:00
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