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カテゴリ:AU-6600
結構前に直したAU-6600だが、修理後にオフセットと
バイアス調整を行った。 しかし、既にどうやったか忘れてしまった。(^_^; 電子工作やオーディオ関連で遊んだ時は、なるべく技術資料を 残すようにしている。 AU-6600もその時調べたりしたことをファイルしていたので 読み返してみると、パワーアンプ部の回路図と 手書きのメモが・・・一応手順が書いてあった。ホッ 同じくAU-6600を所有のヤスジンさんからの依頼と 備忘録として調整方法を載せておくことにした。 しかし、正式なサービスマニュアルを見た訳でも無く 本当に正しいか全く保証はありません。 もし、正しい方法をご存じの方がおられましたら 是非教えて下さい。m(_ _)m ※調整をする前に、プロテクトが働いていないか 確認する。プロテクトが働いている場合は 調整より前に原因を調べる必要がある。 自分なりの方法を後半で書きます。 全く保証はありませんので、あくまでも自己責任で。 1.オフセット調整 ・測定(L・Rとも同じ) アンプの電源を入れ暖機をした後で、入力には 何も接続せず、スピーカーの代わりにダミー抵抗を 出力に接続し、スピーカー出力端子の+と-に テスター(電圧測定)を接続する。 正常ならほぼ0Vになっているはず、高くても±数十mV以内。 もし電圧が出ているようならオフセットがずれている。 テスターを使わなくても、アンプの電源を入れて、 スピーカーを接続したときにガリっと音がするようなら、 多分オフセットがずれている。 (測定だけならダミー抵抗は使わなくても良い) ・調整 測定したままの状態で、パワーアンプ基板の VR01(Lch)を回して測定電圧が0Vになるように調整する。 この時VR01を回しすぎると終段のトランジスタが壊れる 可能性があるので慎重に回すこと。 Rchも同じくVR02を回して調整する。 メインボリュームゼロと最大両方行う。 調整したら再度測定し、ずれていたら調整する。これを何度か繰り返す。 完全には0Vにならないが、出来るだけ0Vに近い値にする。 2.バイアス調整 ・測定 終段エミッタ抵抗の両端にテスターを接続し電圧を測る。 バイアス電流の正しい値は分からないが、大きすぎると 終段トランジスタの発熱が多くなる。 設計値は分からないが、0.01~0.02V(20~50mA)くらいかな。 測定する抵抗はR69・R71、R70・R72(0.47Ω) ・調整(L・R同じ) エミッタ抵抗両端電圧を測定しながら、VR03(VR04) を回して電圧が設定値になるよう調整する。 自分は0.02V(43mVでちょっと高め?!)になるようした。 片chあたり抵抗は2個あるが、半固定抵抗1個しかないので、 両方の抵抗にかかる電圧を確認しながら調整する。 終段トランジスタの温度が高くなり過ぎないように注意する。 20mAくらいから様子を見ながらが安全。 3.プロテクタが働いている場合 スピーカ出力端子で測定出来ないので、エミッタ抵抗で測る。 ダミー抵抗も接続できないが、とりあえずGNDとエミッタ抵抗 出力側の電圧を測定し、できるだけ0Vになるように オフセット調整する。バイアス調整は危険なのでやめておく。 何とかして回路図を手に入れるのが良い。 AU-6600の回路図(パワーアンプ部分) この時完全に0Vしか出ない場合や極端に高い電圧の場合は 終段のトランジスタが壊れている可能性があるので 取り外してテスターかトランジスタチェッカでチェックする。 故障した場合は交換が必要になる。 オフセット調整やバイアス調整が出来ない場合どこかに 不具合がある可能性が高いので、更に調べる必要がある。 とりあえずのオフセット調整でプロテクトが外れた場合は オフセット調整とバイアス調整を最初から実施する。 測定・調整に問題なければそのまま使用出来る。 これで良いのかな~自信なし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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突然のコメント、失礼いたします。
私はこちら⇒http://blju.net/ で無料オンラインゲームサイトをやっているfarrといいます。 色々なサイトをみて勉強させていただいています。 もしよろしかったら相互リンクをお願いできないでしょうか? 「やってもいいよ」という方はメールを送ってくだされば、 私もリンクさせていただきます。 よろしくお願いします^^ (Nov 17, 2011 10:33:36 PM)
DFLYさん こんにちは!
早速 調整方法をupして頂き、ありがとう御座います m(__)m 時間が出来次第、調査調整したみたいと思います。 結果わかりましたら、こちらに報告致します。 回路図まで出てきたのにはびっくりしました(^^ゞ (Nov 20, 2011 05:09:05 PM)
ヤスジンさん
すいません、正直絶対の自信はないんです。 オフセットもバイアスも、一発で終段を飛ばしてしまう ことがありますので、慎重に調査と調整をして下さい。 回路図は、やはり必要ですよね。 幸いサンスイのようなメーカーは、ファンが海外にもいて、見つけることができました。 惜しいのは、半分しかないことです。 うまく行くことを心からお祈りしています。 (Nov 20, 2011 10:23:18 PM) |
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