何度か描いてはいるが、親友の距離を測るのは冷蔵庫である。
冷蔵庫の中は大変プライベートで恥部である。人の家に行って、勝手に冷蔵庫を開けられる仲というのが、親友度合いであると思うのである。
・・・おう、冷蔵庫どうよ。近年の冷蔵庫は無意味に不気味に大型化してないかい?冷蔵庫の出現により、食生活は、太古の昔から昭和30年代より、急激に変化した訳であるが、今やどうよ。冷蔵庫が大型化しなければならない理由としては、正月に店が長く休む、住んでいるところから食料店が遠い、忙しすぎて1週間に1回ぐらいしか買い物ができないなどが挙げられるがどうよ。今や、どれも、解消されている問題である。
そんな訳で、私も、冷蔵庫を覗いて見たが、醤油にポン酢、麻漬けの元、しょうがやからしの練り物、すべて賞味期限切れである。勿論、見るからに冷蔵庫に何かと、飛び散っており、開けるのも、躊躇するぐらいである。大変である。そんな訳で、入っているのは、ビールに焼酎、期限切れのスターバックスのドリンクに、期限内の水である。期限のないチョコレートに、期限切れのチョリソーである。モスクワは涙を信じないと同様、私も賞味期限を信じない。
冷凍庫といえば、鮮度を保つための鰹節に、いつでも食べられるよう、おにぎりと氷である。食パンは3年前のものである。ということは、パンは食えども、食パンは少なくとも3年は食ってないということである。勿論、余計な調理器具はないので、トースターはないので、食パンを温めるのも、勿論、ナベである。焦がすぐらいで、特に問題はない。
そんな訳で、新たに、パスタを食うときのために、アンチョビペーストを新たに購入しておいたのである。何せ今ある奴はもう6年前のものであるから、何となく、躊躇しながらかけなくてはならないからである。
皆さんも冷蔵庫で、一生モンがいくらあるか数えてみよう。半数が賞味期限切れなのではないかと邪推するのである。私も冷蔵庫の外に、地震用の賞味期限オーバー5年の缶詰が10個ほどあるが、まだ食べるつもりでいる。腹を壊すぐらいかと邪推する。
そんな訳で、ラーメンの自動販売機でラーメンでも食うか。そういえば、柔道の井上コウセイが年を取れば、守屋元防衛事務次官現被告人みたいになるのであろうか、スルスルスルー(ラーメンを啜る音)。
てなわけで、最後は、イグアナのガブ飲みってところか。酔ったよ、ウィー。(酔っ払いの心の叫び)