株式投資は踊り場か?
10~12月のGDPが実質5.5%(年率換算)だった事が発表された。にも関わらず、この日の日経平均は16,000円を割った。理由は、大きくふたつある。一つは先物が下落しているのでこれにつられた。もう一つは外国人が売りこしで、外国人投資家も明確に日本離れを宣言していいる事。私自身、実は最近、こんな事をコメントした。「20,000円まで上昇すると思うけれど、その条件として16,000円を突破する事。ただ、ここには売りのエネルギーが溜まっている」本当にそのとおりになった。「ライブドアショック」というきっかけがあったとはいえ16,000円のあたりをうろうろしている状態である。2005年の経済成長率は結局、実質が2.8%であったが名目が1.4%である。つまりデフレの脱却をまだこのデータでは示していないことが読み取れるのである。そして今年に入ってからのIPO銘柄は17銘柄中13銘柄が売り込まれるという傾向にある。あまりに長いデフレに嫌気をさしたのか?それとも2005年が単なるデイトレーダバブルだったのか?いやいや、企業業績は良くなり、消費も設備投資も好転したから単なる踊り場であるのか?ここで頭を冷やして、銘柄選別を慎重に行うタイミングかもしれない。株価は景気動向指数の中では「先行指数」に含まれている。