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カテゴリ:軽度発達障害
人間の身体は、脳を含めて使わなければ発達しません。
また、使わなければ衰えます。 このことは、筋肉に如実に現れますね。 宇宙飛行士は、宇宙では重力がないから、負荷をかけないと筋肉を鍛えられないのです。 長期間の宇宙生活で筋肉を鍛えていないと、 地球に帰還したときに立つ事もできなくなってしまいます。 宇宙飛行士でなくても、病院等でベッドで寝ていても同じ事が起きますね。 脳も例外ではないのです。 ですから、子どもの頃に脳を使わなければ発達しないのです。 軽度発達障害、あるいは発達障害と診断されるには、 先天性のモノがあることは承知しおります。 しかし、現在の軽度発達障害の多くの場合は、後天的なものです。 後天的といいますのは、生まれつきは何も異常がないのに、 誕生後の生活で十分に発達しなかった、というものです。 赤ちゃんの脳細胞は、大人の脳細胞と数は同じです。 ではどこが違うのでしょうか。 最大の違いは、シナプス(情報伝達の場)の違いです。 新生児の脳のシナプスは殆ど発達していません。 ではどのようにすることで、赤ちゃんはシナプスを増やすのでしょうか。 それは、お母さん、お父さんさらには周りの人々の働きかけ、声かけなのですね。 3歳くらいで、大人に近いくらいまで発達するのですね。 赤ちゃんは、3歳児頃までにどのようなことをしているでしょうか。 赤ちゃんは、新聞をクチャクチャにしたり、手に取ったものを口に入れたりしていろんな身の回りのものを確認しているのですね。 さらに、お母さんや、お父さんの言葉や動作を真似ます。 殆どが大人の真似ですね。 そうすることで、シナプスを増やして行くのです。 では、子どものころから、家の手伝いをせずに、 ゲームに熱中するとどうなるでしょうか。 脳の働きがゲーム用になってしまうことは、十分に想像できますよね。 ですから、ゲーム、やテレビに子守りをさせるのはよくないのです。 さらに、子どものいいなりになること、叱ってばかりいることも良くない事は想像できますよね。 子どもの言いなりになってしまいますと、 子どもは「世の中何でも自分の言う通りに動く」と考えます。 そうして、自由にならない事が起きると、キレることになるのです。 次に、「躾」と承して叱ってばかりいるとどうでしょうか。 子どもは、自由さ、大らかさがなくなり、自分で判断できない、 親や大人の顔色を伺う人間になってしまいます。 昔のこどもは、家の手伝いと友だち同志の遊びの中で脳を鍛えました。 今の社会(欧米社会を含めて)は、子どもの遊び場がないから、 子どもの脳を発達させるには、 親がよほど意識的にやらないとできないですね。 そういう意味で、現在の社会は、子どもを育てるのは難しくなっています。 また次に書きますね。(^_^) <こころ> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.12.13 09:01:46
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